2007年レギュレーション

 F1GP 2007年シーズンが開幕します。今年からいくつかレギュレーションが変更になっていますので、確認しておきましょう。

  • タイヤ:今年からBSのワンメイクスとなっています。フリー走行から決勝までを含めて、各ドライバーに供給されるタイヤセット数などが細かく規定されているようですが、そこは我々にはあまり関係ないところ。で、大きな変更はタイヤスペックが2種類用意されていて、レース中には必ずどちらのスペックの物も最低1セットは使用しないといけないという事です。各スペックは容易に見分けられるように、一方のスペックにはサイドに白いラインが入っています。
  • エンジン:昨年どおり2レースで1エンジンという規定は変わりませんが、金曜日のフリー走行はレースの中に含まれなくなったので、金曜日と土曜日・日曜日は別のエンジンを使えることになり、エンジン耐久性に関しては昨年より緩和された事になります。なお、今年から2010年まではエンジン開発は大きく制限される事になっています。ベースは2006年の鈴鹿・上海の物で回転数が19,000rpmに制限されており、昨年のトロ・ロッソのようなリミッター付きV10エンジンの使用は認められず、全チームが2.4リッターV8エンジンを使わなければなりません。
  • フリー走行:昨年はテストドライバーも含めて各チーム2名を超えるドライバーがコースインできましたが、今年は各チーム2名までに制限されます。
  • ピットレーンスピード規制:フリー走行中はピットレーンの速度制限は60kmに、予選とレースは80kmとなります。昨年は100kmだったので、レース中のピットストップに要する時間は昨年より長くなります。
  • その他:セーフティーカーが入っている間のピットストップは禁止となっているようです。