シーズン中のテスト疑惑

 今週末はカナダGPですが、前戦モナコの直前から話題になっている事があります。それはメルセデスGPがスペインGPの後にピレリと共にタイヤテストを行ったという物です。現在はインシーズンテストは制限されており、直線テストや宣伝用の走行を除いてはマシンは2年落ち以前を使用し、距離も100kmまでに制限されています。メルセデスGPは2013年シーズンのマシンを使い、ハミルトンとロズベルグの現役レースドライバーが担当してテストが行われたとの事。この件でFIA国際法廷で裁定を行う事を決定。高額の罰金から場合によってはチャンピオンシップからの除外も考えられます。なお、フェラーリピレリタイヤのテストをシーズン中に行ったという事ですが、その際に使用されたマシンはプライベーターが所有する古いマシンで、ドライブを担当したのはテストドライバーのペドロ・デ・ラ・ロサだったとの事で、こちらは規定には違反していないと判断されたようです。
 なおカナダGPでは、ルノーグロージャンモナコでの追突事故のペナルティとして予選結果から10グリッド降格の処分を受けています。