WBC

 東京ドームで行われた4戦、全てテレビでプレーボールから試合終了まで見ていました。正直なところ、久々に野球中継を真剣に観ました。私自身は学生野球や社会人野球、プロ野球など応援で球場にかなりの回数足を運んでおり、一般的な大人と比較してもはるかに多く球場で野球を観ているとは思いますが、社会人になってからは数えるほどしか球場には行っていませんし、テレビで野球中継を見る事もほとんどありませんでした。なぜかというと他に面白いスポーツがたくさんあったからです。
 さて久々に観た野球ですが、とても面白かったです。何より日本チームの雰囲気が良いです。やはりメンバーが仲が良いというのは重要な事ですし、あの盛り上がり感は観ていても本当に良いものです。
 野球自体の話では、最大のライバルになるはずだった韓国も最強のメンバーの日本チームの前では足元にも及ばない感じでした。むしろデータが少なくピッチャーの球速が遅い中国やチェコに手こずった感じでしたが。印象的だったのはチェコチームで、佐々木朗希選手の160km超えの球を打ち返した事にビックリしました。あれで野球が副業というのですから、本業としてプレーしたらもっと凄い事になるのではと思います。
 日本チームとしては大谷翔平選手やダルビッシュ有選手などのメジャー組が注目されがちですが、近藤健介選手や中野拓夢選手など良い選手が居る事にも驚きました。もちろん吉田正尚選手もですが。そしてペッパーミルで話題のヌートバー選手も素晴らしい選手で、彼のプレースタイルは日本の野球でも十分通用すると思います。ただ彼が活躍できているのは、彼を受け入れた日本チームのメンバーの気遣いもある(もちろんヌートバー選手自身も溶け込もうと努力している)でしょうし、そもそも彼を見つけた栗山監督の眼力も忘れる事はできません。
 次の試合は3月16日の対イタリア戦の準々決勝です。イタリアチームは8名ものメジャー選手がメンバーに居るようですが、プレースタイルは細かくヒットでつなぐスタイルらしく、何より監督が野茂選手とバッテリーを組んできたピアッツァ監督という事で日本に関してもかなりの知識はあるでしょうから、面白い試合になりそうです。