ワキ1000 4窓の台車

 先日のワキ1000の加工の記事の後、残りの車両の車高下げのために台車の突起をせっせと切除していたのですが、3輌あるワキ1000 4窓の加工をしようとして台車を外したところ、ワキ1000窓無し、ワキ1000 9窓とは異なっている事が分かりました。台車中央部の突起がありません*1

f:id:Lavista:20201106144646j:plain
ワキ1000 4窓の台車

 これでは車高を下げる事ができません。さて困った・・・。それで、車高等がどうなっているか調べてみました。床板を外して、床板上面までの車高を測定してみると、車高下げの加工を行った車両に対して、このワキ1000 4窓は0.3~0.4mmほど車高が高くなっている様でした。ところが、連結して屋根部分での車高を比べるとあまり差がありません。まさかと思い、車体部分の高さを測ってみると、約0.4mm ワキ1000 4窓の方が低い事が分かりました。約0.4mm腰高の分が車体高の低さで相殺された事になります。どのみち、この台車だと削るべき突起が無いので、これ以上車高を下げる事が出来ませんので、加工はここまでとしました。
 ところで、これを調べていて急行便の黄色の帯の位置についても4窓だけ違う事がわかりました。4窓の車体の帯は9窓、窓無しに比べて0.4mmほど高い位置に印刷されています。そのため、帯の位置が揃いません。9窓、窓無しの車高を下げなければほぼそろっていたと思われますので、何とも困ったものです。塗装しなおしは小さな印刷などもあるのでやりたくないので、ワムを間に挟んで連結するという安易な方法で解決する事にしました。しかし、同じメーカーでもこういう事があるのですねぇ。
 ちなみに製品は、4窓:河合商会 品番KP-122とポポンデッタ 品番7063、窓無し:河合商会 品番KP-177、9窓:河合商会 品番KP-178とポポンデッタ 品番7059でした。ポポンデッタ製品は直接通販で買ったものですが、河合商会ヤフオクや中古での入手なので製造時期は不明です。なお、4窓は床板の取り付け方向も他の製品とは逆でした。

*1:その分車高が低くなっている分けではありません