先週のイギリスGPからの連戦となるドイツGP。シルバーストンでバーストしまくったピレリタイヤですが、FIAから緊急対策の指示が出たため、本来イギリスで投入予定だったにもかかわらず、フェラーリ、ルノー、フォース・インディアの反対にあって使用できなくなった、トレッドの補強材をスティールからケブラーに変更したタイヤを後輪のみここで投入する事になりました。さらに次戦のハンガリーでは2012年のタイヤに戻す予定との事です。
さて、予選Q1でのノックアウトはいつものケータハム、マルシャの他にウィリアムズの2台がノックアウトに。昨年はスペインで優勝するなどそこそこの戦績だったウィリアムズは、今年はマクラーレンと同様苦境に立たされています。Q2では、好調のメルセデスGPのロズベルグがノックアウトに。10番手に滑り込んだバトンとのタイム差は0.06秒!また、マクラーレンの1台のペレスはノックアウトとなりましたが、前戦まで好調だったフォース・インディアの2台がそろってノックアウトとなっています。新しいリアタイヤとの相性問題か何かでしょうか?Q1はハミルトンとベッテルでのポール争いとなりましたが、バトンとヒュルケンベルグはタイムを残す事無く終了。上位グリッドが見込めないためか、決勝での戦略に幅を持たせる事を選んだようです。で、決勝のグリッドはポールは前戦に続いてハミルトンが奪取。以下ベッテル、ウェバー、ライコネン、グロージャン、リカルド、マッサ、アロンソ、バトン、ヒュルケンベルグとなりました。
F1第9戦ドイツGP決勝は日本時間の明日21:00から。BSでの放送はいつもより遅い23:45からです。