辞書環境を改善する

 昔は何かを調べようとすると印刷された辞典・辞書を取り出してページをめくるという作業が必要でしたが、PCが普及しだしインターネットが使えるようになると何かを調べるのは至極簡単になりました。図書館に篭って調べ物をしたのは、もうはるか昔の事のようです。私もWindows上で電子辞書が使えるようになった頃から、そういった物を利用しております。このブログが始まった2004年頃から既にBuckingham EBPlayerやEBPocketといった電子ブック、EPWING辞書検索アプリの名前が出てきています。
 ただ、利用していた辞書は広辞苑が第五版、ジーニアス英和・和英は2000年頃の編纂の物でもう10年以上も前のものを使っており、さすがにちょっと古いかなぁと思いはじめていました。また、二つとも電子ブックの辞書なのですが、これらは漢字のインデックスがなくBuckingham EBPlayerはそれでも漢字で検索できたのですが、その後のアプリではひらがなかアルファベットでしか検索ができませんでした。そろそろ辞書をアップデートしたいと思っていたところ、Amazon広辞苑第六版のEPWING辞書が中古で6,000円で販売されているのを発見し、早速購入しました。また英和・和英辞書もヤフオクの方でジーニアス英和(第3版)・和英(第2版)が出品されており、こちらは2,340円で落札できました。ジーニアスは年度ははっきり記述がありませんがCD-ROMには2004と盤面にありましたので、少しは新しくなったようです。なお、EPWINGジーニアスは英和(第4版)・和英(第2版)が最新なのですが、こちらはAmazonで1万円以上の値段でしたので、ちょっと手が出せませんでした。また、私は翻訳が生業ではないので辞書としてはまぁこんなもので十分だったりもします。なお、英語に関してはこの他Vectorで無料でダウンロードできるWordNet 2.0英英+類語辞典を組み合わせています。
 EPWINGあるいはEB(EBXA)の辞書を利用すると便利なのは、複数の辞書を串刺し検索ができる事です。iPhoneなどには専用の検索アプリと辞書がセットになって販売されている物が多数ありますが、こうったものだとそれぞれアプリを立ち上げて切り替えて利用しなければなりませんが、EPWING、EB(EBXA)で辞書を統一すると、EBPocketなどの単一のアプリで複数辞書の検索ができますので、それぞれの辞書を比較して最適な検索結果を利用できます。また、カシオなどの単体の電子辞書より便利なのは、Webなどから検索したい単語をコピーするだけでクリップボード経由で検索が行え、検索結果を自分が書いている文書にペーストすることができます。ただ、昔に比べて販売されているEPWING形式の辞書がかなり少なくなってしまっている事に驚きました。やはりWeb検索の普及などで売れなくなってしまっているのでしょうかね?クラウン独和辞典は欲しかったのですが、もう手に入らないようです・・・と思っていたらAmazonに中古が1つ出てますね。一応買っておきますか。