上海公演の感想など

 荷造りもほぼおわりましたので、軽くコンサートの感想など。というか今回は大陸初進出だったので、5人のステージ以外の感想が多いのですが。
 まずは会場周辺ですが、バスの駐車場が無いので、路上に停車させてあわてて降車しなければなりませんでした。終わった後の乗車も同様だったのですが、駐車停止の場所だったらしくいきいなりバスの運ちゃんが違反切符を切られるありさまです。さて、昨日上げた写真のように会場周辺は大混雑。オフィシャルグッズ売り場はちっぽけなテントひとつなのに対して、非公式グッズ売り場は路上に大量にあります。上海限定のオフィシャルグッズがいくつかあったようですが、残っていたのはステッカーだけでした。妻はしっかり購入してましたけど。
 例によって入場方法も良く分からず、警備員にチケットを見せると「この列に並べ」みたいな感じだったのですが、最後尾に並ぶためにその列に沿って歩いてゆくと、ほぼ会場を一周してしまう長さで、開演時間までに入場できるのか不安になってしまいましたが、突然列が動き出ししかも走って逆方向に会場をほぼ一周するありさま。しかもまたもどこに並んだらよいか分からずじまいで、チケットを見せるたび「あっちへ行け」みたいな感じで3度目の正直で正しい列に並べましたが、そこは何と最初に並んだ列の最後尾あたりでした。
 席に着こうとすると、そこの座席はもうグチャグチャです。座席はアリーナの最後尾エリアの前から2列目ですが、着席後も最前列の中国人の女の子達が柵を前に少しずつ押してゆくため、ジリジリと前へ移動しつづけます。警備員が見ていない間に少しずつ前に押してゆくという感じで、まるで「だるまさんが転んだ」状態です。また、開場には電飾の看板の多いこと。スタンド席が輝くたびに会場はどよめいていましたが、そんなに光り物が好きなのかよっ!
 で、コンサートが始まると、皆パイプいすの上に立っての観覧です。後ろの方では空いたスペースに席を2段、3段と積み重ねるつわものも!私の後ろでも大きな音がして、振り向いたら頭から落下した女の子が!でも、その後は元気に観覧していたので、怪我は無かったようです。スティックライトもサイズが大きく、まるでビームサーベルか工事現場の誘導灯のようなサイズです。おまけに光る看板を頭上に掲げての観覧のため、余計に後ろの人は見えません。バンコクではスタンディングエリア内でも頭上に何かを掲げると係員に注意されていましたが、ここではそういった注意をする係員も居ません。というか座席が詰まっていて係員が入り込む余地すらない状態です。しかし、多分椅子の上に立ち上がらなければ、私たちが居たエリアからも普通に見えたと思うんですよね。そういう点からは、席の並びはグチャグチャになるのは中国も韓国も同じですが、韓国は基本的に座って観覧するので、まだ韓国の方がましですかね。私は、北京と南京は観覧していませんが、ソウル、バンコク、上海と観覧した中では、質的はバンコクが一番でしたね。入場のトラブルも全くありませんでしたし、観客も皆おだやかで友好的ですしマナーもありました。
 さて、コンサート内容ですが、冷静に言わせてもらうと練習不足、リハーサル不足という感じでしたね。まず、ユチョンは自分のソロステージにも関わらず、歌詞を忘れたのか、それとも(感情的に)何かがあったのか分かりませんが歌を観客に歌わせてしまって、途中で日本語で「ちょっと待って」(と言ったように聞こえました)と言ってしまったり。ジェジュンもソロステージで何故か後ろを向いて歌ってるし。ジュンスも高音域の声が出てない上に、珍しく音程を外してしまったりすることも多くて。おまけに機材面でもメインスクリーンの右上が映ったり映らなかったり。でも、5人のステージはやはり迫力がありました。オープニングのHey!はいつものように最高でしたし、Rising Sunはやはり名曲です。これなくして東方神起は語れません。それに上海の夜空に響きわたる日本語のSomebody to LoveとSky!歌詞を少し忘れてしまっているのはご愛敬としても、上海のファンも日本の歌に乗りに乗っていたのには感激しました。席位置が悪かったので、本人たちを直接見れたのは、背の高いチャンミンとCheckmateでクレーンで降りてくる瞬間のユノくらいでしたが、久々の5人のステージに満足しましたし、彼ら自身が5人でのステージを楽しんでいる事が確認できたのが、なによりだったと思っています。