平型AV出力ケーブルP01

 私の携帯のP906iには、3gpファイル(すなわちiモーション)にエンコードされた東方神起のPVが全曲入っています。コンサートツアーで地方でホテルに宿泊している間、つまらないテレビ番組を見ている位なら、P906iに入っている東方神起のPVをテレビで再生して、テンションあげた方が良いと思って購入しました。オプションとしては安価なもので、ヨドバシで税込787円でした。また、使い方も簡単でP906iの外部イヤホンマイク端子に接続し、反対側の映像・音声端子をテレビの外部入力に接続しテレビ側で入力を外部入力に設定するだけです。iモーションや静止画をP906iで再生させるだけで、映像・音声が接続先のテレビで再生されます。が、使ってみていくつか問題がありました。

  1. 音量が小さい
  2. リップシンクがずれる
  3. プレイリストはAV出力されない。

 まず、1.ですがP906iのスピーカーでもBluetooth接続のイヤホンでもそこそこの音量で再生されるのですが、AV出力時は極端に小さな音量で再生されてしまいます。札幌で試した時はテレビのボリュームをほぼ最大にしないと、十分な音量にはなりませんでした。P906i側の音量設定は反映されないようなので、解決策は音量を大きくして再エンコードするしか無いようです。
 2.は微妙に映像が遅れています。多分P906iのデコード能力が足りていないのでしょう。ビットレートを下げれば改善するかもしれませんが、画質とのトレードオフになってしまいます。我慢できないほどでは無いので、脳内補完することにします。
 最大の問題はプレイリストでAV出力出来ない事です。4分程度のPVの再生が終わるたびに、次の曲の再生指示をP906iから行わなければならず、面倒です。一体どうしてこういう仕様になっているのでしょうか?P906i以降のPシリーズは改善されているのか気になります。
 この問題を解決するには、PVのファイルを全て結合して、一つのファイルにしてしまえば良いわけですが、実はこれはこれで問題があります。P906iVBR(可変ビットレート)でエンコードされた尺の長いファイルは、音飛びが発生してしまいます。CBR(固定ビットレート)で作れば問題ないのですが、今度は満足行く画質が得られません。
 こんな感じで、ちょっと残念な結果となってしまいましたが、PV見てる時はテレビを常に見ていますから、面倒ですが再生ボタンを押してやる事で対処することにします。
 なお、テレビで再生した際の画質ですが、元ファイルがVGA解像度ですので、SDテレビでは綺麗に表示されますが、HD解像度のテレビでは約4倍〜6倍に拡大表示されてしまいますので、精彩感は全くなくなってしまいますが、これはどうしようも無い事で諦めるしかありません。