SANDISKの2GB SDカードに続いてA-DATAの2GB SDカードも届いたので、先のATPの物と比較してみました。Loox720上でSpb Benchmarkを用いて測定しており、値は小さい方が高速です。ベンチ前に各カードはPC上でPanasonicのSD Cardフォーマッタで初期化しています。
テスト項目 | ATP | SANDISK | A-DATA |
---|---|---|---|
Write 1MB file | 649 | 1,049 | 524 |
Read 1MB file | 505 | 520 | 502 |
Copy 1MB file to storage card | 406 | 584 | 304 |
Copy 1MB file from storage card | 844 | 840 | 832 |
Write 10KB x 100 files | 10,443 | 37,277 | 1,967 |
Read 10KB x 100 files | 736 | 768 | 734 |
Copy 10KB x 100 files to storage card | 10,442 | 37,312 | 1,982 |
Copy 10KB x 100 files from storage card | 1,579 | 1,580 | 1,570 |
Directory list of 2000 files | 121 | 124 | 120 |
あきらかにA-DATAが高速です。Loox720のSDスロットは20MB/sに対応していませんので150倍速とは行きませんが、全ての項目でトップの成績です。それに対して、SANDISKはATPよりカタログスペックでは上のはずですが、どの項目でも上回る事ができません。とくに10KBのファイルの書き込みは激遅です。ま、デジカメも高画素化した現在、10KBとかのファイルを大量に書き込む事はあまり無いのかもしれませんが、製品保証以外は魅力が無い製品のように思います。
さて、A-DATAは価格も安く高性能なのですが、手放しでは喜べない事態になっています。LOASのUSB 2.0対応7in1カードリーダー(型番:CRW-7M22R)で読み込もうとしたところ、カードを認識しませんでした。それだけならまだ許せるのですが、以後全てのデバイスで認識されなくなってしまいました。カードが壊れた模様です。なお、ATPもSANDISKもこのカードリーダーで読み書きできていますので、明らかにA-DATAのカードの問題です。相性はきついかもしれませんので、Webなどで動作確認情報を調べてから購入した方が良いでしょう。