またも試奏

 2月1日に続いて先日2月11日にまたトランペットを試奏してきました。実はD51の改造工作も同じ日に行っていたので、2月11日は非常に忙しい一日でした。さて今回も前回と同じ池部楽器トランペットステーションで試奏されてもらいました。ただ、今回は前回と比べて自宅での事前の吹き込みが足りず、ちょっと消化不良的な結果になってしまいましたが。今回もYAMAHA中心で、それに加えてV.Bachを1本試しました。YAMAHAが多いのはやはり安心感があるからです。
 まずはYAMAHA YTR-8335です。Xenoシリーズの標準モデルで、イエローブラス、ラッカー仕上げです。YAMAHAに勤める高校の後輩から「スタンダードモデルをまずは試してみた方が良い」というアドバイスを受けて試してみました。まずは非常に吹きやすくすなおな印象です。カタログ上はベル縁はフレンチビードとなっていないようですが、自分の音が良く分かりますしラッカー仕上げならではの明るい音です。ただ、音程が保ちにくい感じでした。

 次に試したのが、YAMAHA YTR-8335LASです。8335の型番が与えられていますが、XenoシリーズからではなくYTR-8310Zからの派生モデルで、ウェイン・バージェロン氏監修です。YTR-8310Zとの違いはボア径が少し大きく、チューニング管部分に支柱があります。前回YTR-8310Zは好印象だったのですが、こちらも同様に非常に吹きやすく自分に合っていると思いました。ただラッカーモデルが無くシルバーモデルを試奏させてもらったのですが、やはり音色がダークな感じでした。特に音量を上げて行くとダークさが一層増して来ました。ラッカーモデルの音は分かりませんが、吹きやすさは実感できました。また音程も保ちやすかったですし、フレンチビードのおかげなのか自分の音もYTR-8335より一層良く分かりました。

 最後に試したのがV.Bachの製品です。ライトウェイトベルモデルを希望したのですが、試奏できるものがなく、ラッカーモデルのArtisan AB190を試奏しました。Bachのトランペットは「重く渋い」音がするという事でしたが、確かにそんな感じでした。ただ、私の所属するバンドだとちょっと重すぎる感じもしましたし、少し吹いていたら疲れてしまいました。まぁ私ごときには鳴らしきれないという事なのかも知れません。ただ、音程は結構きっちり取れるので、慣れれば良い演奏が出来そうではあります。

 さて、こんな感じで6本試奏したわけですが、今の所の候補はYTR-8310ZかXO RV-Lとなっています。YTR-8335LAがラッカーモデルだったら良かったのですが。また、どれも新品で買うと値引き後でも20万円近くします。私のトランペットの腕前に対して、何となく不釣合いかなぁ?とも思っております。そういうわけで、程度の良い中古でもあれば、YTR-8310Z、YTR-8335LA、RV-Lのどれかを購入しようと思っていますが、まぁそう都合よく中古なんて現れないんですよね。これが・・・。逆にネットショップですが、憧れのSchilkeが17万円くらいで出ているのも発見してしまっており、ちょっと心が揺れています。やはりSchilkeは別格ですからね。