こんな事実を知らされると誰が原発を稼働させたいと思うでしょう?

Lavista2011-07-29

 以下読売オンラインからの抜粋です。

  1. プルサーマル公開討論、参加者の半数が九電動員
  2. 保安院、中電にやらせ質問要請…社員に強制せず
  3. 中国電力も説明会へ参加要請…保安院指示はなし
  4. 四国電力も原発関連シンポで発言要請
  5. 「原子力行政の信頼失墜」やらせ質問で専門家ら

 九州電力四国電力中国電力中部電力、そして東京電力とほとんどの電力会社がやらせ行為を実施。さらに保安院が加担していた事が判明。国と電力会社がぐるになって原子力は安全だという方向へ誘導を行っていたわけで酷いものです。九州電力玄海原発のシンポジウムには524人の参加者のうち1/4を上回る150人の九州電力関係者が占め、中国電力島根原発プルサーマル計画説明会には参加総数は不明ながら260人もの関係者が参加。さらにひどいのは四国電力伊方原発プルサーマル計画説明会には、587人の参加者のうち半数を超える313人が関係者だったというではありませんか!これでは、結論が見えている株主総会と同じで、説明会なんか行っても何の意味もありません。そもそも原発による電力が安価だなどと言っていますが、建設地に落とされた交付金や、今回の福島原発のような事故に対するコストを計算してきっちり評価しなおせば、決して安価なわけがありません。菅総理原発廃止の発言は計画性もなく個人的な希望だったかも知れませんが、将来の方向としては決して間違っているとは思えません。SF小説のように人類のエゴで地球を失って良いわけがありません。