半減期とは放射性物質が崩壊する際、その半分が崩壊して別の物質に変化するまでの期間です。「放射性ヨウ素の半減期は8日間ですので・・・」とニュースなどで良く言われていますが、それだけ聞くと8日間で害が無くなるかのように感じられますが、実際には半分は残っているわけです。100の物は8日で50に、16日で25に、24日で12.5に、32日で6.25に・・・となるわけです。ちなみにセシウム137の半減期は30年です。人体に取り込まれると100日〜200日体内に滞留し、その間ガンマ線を放出し続けます。なお、半減期は純粋に抽出された状態(いわゆる実験室内)でのものであり、実際の環境では状況により長くなったり短くなったりします。セシウム137の生体内での半減期は70日程度と言われています。
