第11戦ドイツGP決勝

 フェラーリの2台がベッテルを寄せ付けない走りで1-2フィニッシュ。アロンソが今季2勝目。しかしながらこのレースを中盤までリードしたのは、スタートでトップに立ったマッサでした。「Fernando is faster than you. Can you confirm that message」というマッサのチームラジオの後にアロンソがトップに立ったのはチームオーダーなのではないかと、iPhoneアプリの実況もしきりに繰り返していました。実際、周回毎でアップダウンはあるにしても、マッサのラップが明らかにアロンソに劣っているということは全くありませんでした。実力でレッドブルを寄せ付けない走りを見せたのに、どうにも後味の悪い勝利になってしまったような。ただ、マッサの久々の快走には目頭が熱くなりました。昨年の怪我から復帰した今年は精彩を欠いた感があり、やはり怪我の影響は大きかったのかと思っていましたが、今日の走りは本来の彼の走りが戻ってきたようでうれしく思います。
 日本勢は小林可夢偉は3戦連続のポイントならず。オープニングラップは10位で通過したのですが、その後ピット戦略でペトロフに先に行かれ、11位でフィニッシュとなりました。また、2戦続けて参戦の山本左近はリタイアとなってしまいました。

順位 ドライバー チーム
F.アロンソ フェラーリ
F.マッサ フェラーリ
S.ベッテル レッドブル
L.ハミルトン マクラーレン
J.バトン マクラーレン
M.ウェバー レッドブル
R.クビサ ルノー
N.ロズベルグ メルセデスGP
M.シューマッハ メルセデスGP
10 V.ペトロフ ルノー
11 小林可夢偉 ザウバー
12 R.バリチェロ ウィリアムズ
13 N.ヒュルケンベルグ ウィリアムズ
14 P.デ ラ ロサ ザウバー
15 J.アルグエルスアリ トロ ロッソ
16 V.リウッツィ フォースインディア
17 A.スーティル フォースインディア
18 T.グロック ヴァージン
19 B.セナ HRT