第11戦ヨーロッパGP予選

 前戦ハンガロリンクの好調を維持して、マクラーレンがここでもベストパフォーマンスを披露し、ポールポジションにL.ハミルトン、2番グリッドをH.コバライネンが獲得しマクラーレンフロントローを占拠。3位、5位はR.バリチェロ、J.バトンのブランウンGP勢でS.ベッテル/レッドブルが割って入って4位。ただし同僚のM.ウェバーは9位に沈んでいます。以下、6位にK.ライコネン/フェラーリ、7位N.ロズベルグ/ウィリアムズ、8位F.アロンソ/ルノー。日本勢は中嶋一貴/ウィリアムズはフリー走行で好調だったもののQ1終盤でマシントラブルで走れなくなり17位に。トヨタ勢も生彩を欠き、J.トゥルーリはQ1でノックアウトとなり18位。T.グロッグも13位と振るわず。
 さて、予選結果からするとマクラーレン優位と思われますが、Q2のトップはR.バリチェロでした。またマシン重量もマクラーレン勢とS.ベッテルはかなり軽めなので、この差がレースでどうなるか。また、6位のK.ライコネンKERSがスタートでどの程度の威力を発揮するかも見どころです。
 さて、F.マッサの代役でレースに臨んだR.バドエルですが、やはり予選最下位に沈みました。逆に新人のR.グロージャン/ルノーはそこそこのパフォーマンスでQ2に進出し14位と初陣にしては悪くない結果となっています。ただ、N.ピケJrでもこの程度のパフォーマンスは見せていた事だろうと思われますけど。