第9戦ドイツGP決勝

 前日の予想ははずれて、雲間に青空が垣間見えるニュルブルクリンク。ポールのM.ウェバー/レッドブルはスタートでそのポジションをR.バリチェロ/ブラウンGPに譲ります。また、KERS搭載のマクラーレンフェラーリが一気にポジションをアップしてきます。L.ハミルトン/マクラーレンは一時トップのR.バリチェロに並びかけますが、第一コーナーをオーバーランして、その後の混乱でタイヤをバーストしピットへ。R.バリチェロは快調にトップを快走しますが、1回目の給油の後F.マッサ/フェラーリに鼻先を抑えられ続けます。さらに2回目の給油では給油リグがうまく入らず予定量を給油できず最終的にはチームメイトのJ.バトンの後ろになってしまいます。M.ウェバーはその後のスティントをハードタイヤで走りながらも、終始安定したペースでトップをキープし、ポールから初優勝。同僚のS.ベッテルは2位に入り、前戦イギリスに続いてレッドブルの1-2フィニッシュ。F.マッサ/フェラーリが3位に入り、今シーズン初の表彰台に。ブラウンGPは速さに陰りが見え始め、ここではJ.バトン、R.バリチェロの順で5位、6位に。次戦ハンガロリンクでは大幅なアップデートがなされる予定との事ですが、速さを取り戻せるか?中嶋一貴/ウィリアムズはポジションを一つ上げた12位で完走。T.グロック/トヨタピットスタートから追い上げ9位に入ったものの、同僚J.トゥルーリは17位に沈みました。

順位 ドライバー チーム
M.ウェバー レッドブル
S.ベッテル レッドブル
F.マッサ フェラーリ
N.ロズベルグ ウィリアムズ
J.バトン ブラウンGP
R.バリチェロ ブラウンGP
F.アロンソ ルノー
H.コバライネン マクラーレン
T.グロック トヨタ
10 N.ハイドフェルド BMWサウバー
11 G.フィジケラ フォースインディア
12 中嶋一貴 ウィリアムズ
13 N.ピケJr. ルノー
14 R.クビサ BMWサウバー
15 A.スーティル フォースインディア
16 S.ブエミ トロ ロッソ
17 J.トゥルーリ トヨタ
18 L.ハミルトン マクラーレン