特に問題はなかったのですが、使用中のソフトが各種アップデートされたので、一旦初期化してみました。
- ハードリセット:電源ボタンを押しながら、リセットホールを長押し。画面が消えた後、再度リセットホールを押して起動すると、見慣れた初期化画面が表示されます。
- タイムゾーン:HOMEをGMT+9の日本に設定しますが、それ以外にVisitingの方もデフォルトはGMT+1のパリになっていますので、私はアメリカ東海岸のGMT-5にしています。
- ActiveSyncその1:母艦側のActiveSyncで以前のパートナーシップを削除しておきます。今回はActiveSyncを最新の3.8に入れ替えました。次にLoox720側でデバイス名を設定します。Settings->System->AboutのDevie IDタブでDevice name:を変更します。その後母艦とUSB接続されたクレードルに装着します。
- ActiveSyncその2:Loox720をクレードルに装着するとパートナーシップの設定ウィザードが起動しますので、標準パートナーシップで設定を行います。同期の設定で同期項目のチェックを全て外します。まだ日本語化されてないので、日本語データが転送されて文字化けてしまうのを回避するためです。これで同期が完了してソフトのインストールやデータの転送が行えるようになります。
- Bluetooth設定:通常はまず日本語化となるわけですが、私はBluetoothの設定を行います。まず、HP BT Stereo Headsetを使えるようにするために、PDA2K_BroadcomCorp_BTUpdate.cabをインストールしリセットします。次にBT KeyboardとBT MouseのためにStowawayBTKeyboardPPC40USA.exeをインストールします。この順番で行わないとBT Keyboard、BT Mouseがうまく接続できなくなる事があります。なお、Ver4.1のドライバをインストールするとReal VGAでは画面の左上1/4にしかマウスポインタが動かなくなるので、Real VGAでBT Mouseを正しく使うためにはVer4.0をインストールしなければなりません。逆にSE VGAではVer4.0は正しく動かないので、Real VGAかSE VGAかどちらでマウスを使う機会が多いかで、Ver4.0かVer4.1かを選択する必要があります。ドライバインストール後にリセットを要求されますのでリセット後デバイスのペアリングを行います。Loox720の場合、BT MouseはEnhancedモードで動作します。なお、ここでご紹介したBroadcom 1.6.0 0600のBT Stackはインストールしても特にメリットらしいメリットは得られなかったので、今回はインストールしませんでした。
- 無線LAN設定:日本語化の前にActiveSyncを無線LANでできるようにします。Settings->Connectionsタブ->Connections->Advanceタブ->Select Networksボタン->Network ManagementでInternet用接続とPrivate network用を同じ設定(たとえばMy ISP)にします。次にLoox720でActiveSyncを起動します。ToolsからOptionsを選択し、PC Synchronizationの画面で"Sync with this PC During Manual Sync"にチェックを入れます。さらにOptionボタンを押し、"Maintain connection"を選択します。これで先にUSBでシンクした母艦と無線LANでActive Syncができるようになります。
- 日本語化:昔はフォントやレジストリやnlsやらのインストールが必要でしたが、今はこちらで配布されているcab一発インストールでほとんど日本語化できます。ちなみに、このファイルはハードリセットしても消えないLooxStoreにコピーしておくと、緊急の時に便利です。また、インストールにはレジストリエディタも必要ですので、LooxStoreにはTascal Regeditもインストールしておきます。
- SIP設定:Real VGA化の前にSIPの設定をします。これはReal VGA化は標準のSIPのままだと正常に行えないためです。ATOK、PocketTweakをインストールします。また私はVGA Large Keyboardも使用していますので、ここで合わせてインストールします。
- Real VGA化:私はozVGAを用いてReal VGA化していますので、これをインストールします。インストーラは無いので、まずVgaRes.zipを展開したファイルをLoox720のWindowsフォルダにコピーした後に、ozVGAを適当はフォルダ(私はProgram filesの下にozVGAフォルダを作ってます)にコピーします。また、メニューにショートカットを作っておきます。ozVGAを起動してReal VGA化すれば、後は他のソフトウェアをインストールするだけです。
- 今回インストールしたソフトは以下の通りです。なお、NetFrontのインストール前にBluetoothの接続やClearType関連のレジストリの変更などを行って、FSCBackupでバックアップをとります。これはNetFrontインストール後はFSCBackupが正常に動かなくなってしまうためです。
- 2++
- Acrobat Reader for Pocket PC 1.0:英語版は2.0ですが日本語版1.0を入れてます。なお、これだけはサイズがでかいのと使用頻度の関係でLooxStoreにインストールしています。
- Backlight PowerToy:Loox720専用のバックライトツールです。標準のツールだけでは出来ないAC接続時とバッテリ駆動時のバックライトの明るさを個別に設定できるようになります。
- BetaPlayer:HP BT Stereo Headset対応の0.5bをインストールしました。
- EBPocket:以前はBuckingham EB Playerを使っていましたが、串刺し検索のチェックが勝手に外れなくなったので最近はこちらを使っています。Buckinghamは電子ブックでも漢字で検索ができるメリットはあるのですが、こちらはVGA対応ですので。
- FEPTogle:BT Keyboardで日本語入力<->アルファベットの切り替えのために使います。
- GSFinder+
- Pocket Mapple D5:BT GPSと組み合わせて使います。
- Pocketメモ帳:普通のテキストエディタですが、普通のやつが一番使いやすかったりします。一緒にtGetFile.dllもインストールしておきます。
- PrtScrn:VGA対応スクリーンキャプチャツールです。
- Skype
- UKTvList
- UKTenki
- UpTime Meter plugin:Today画面にバッテリ残量を表示するプラグインです。
- VisualGPSce:GPSのモニタリングツールです。
- Wireless PowerToy:Loox720専用の無線LAN、Bluetoothツールです。
- WisBar Advance 2:最新の2.0.1.19をインストールしたところ、レジストコードが入れられなかったため、一つ前の2.0.1.18をインストールしてレジストコードを入れてから、2.0.1.19を上書きでインストールしました。
- XCPUScaler:オーバークロックツールです。
- さいすけ2004
- NetFront:標準のIEだと改行が正常に反映されないので、英語版PocketPCを日本語化した場合には必須のソフトウェアです。
以上の手順でLoox720の再セットアップが完了しました。色々考えながら行っていたので、作業時間的にはほぼ半日となってしまいました。