ハンガリーGP決勝の感想他話題色々

 昨日になって、やっとBSの録画を見ました。ミディアムに履き替えた後の最初のスティントはバトンが思いっきりベッテルを抑えていたのかと思ったのですが、ベッテル自身のラップが悪かったようですね。この辺りはiPhoneアプリではちょっと分からないです。将来的には秒間2〜3コマで良いので、国際映像がアプリの中から見れるようになると良いのですが。その他、グロージャンのドライブスルーペナルティは、ショートカットでは無くコース外からオーバーテイクした事によるものだったようです。
 レース後にいくつか発表がありましたが、まずグロージャンはバトンとのコリジョンの結果、ゴール後に20秒のタイム加算のペナルティを受けました。ただ、彼の後ろのバトンとのタイム差は21秒あったため、順位は変わらず6位のままでした。また、アロンソが前の車と1秒以上のギャップがあったにもかかわらず、DRSを3回使用していた事が発表されましたが、本人へのペナルティではなくチームに罰金が課される事になりました。システムが正常に動作しなかったという事で整備不良扱いという事なのでしょう。 さて、F1は夏休みに突入したわけですが、このハンガリーではピレリから新しいタイヤが投入されて、状況がかなり変わったように思われます。まず、あれほどタイヤに厳しかったメルセデスが路面温度50℃を超える環境で他のチームと遜色なくレースをした事が注目されます。夏休み明けはベルギー、イタリアと高速コースでレースがあり、その後も鈴鹿やティルケ設計のコースが続くので、メルセデスにはマシン的には有利でしたがタイヤが持たないだろうという憶測があったわけですが、これが一気に覆ったわけです。後半戦はメルセデスが台風の目になりそうな気配です。また、今までレースペースが良かったフェラーリが苦しんだのも気になります。さらにフォース・インディアはさらにパフォーマンスがダウンして、いまやウィリアムズと共に下位2チームの前でのレースとなってしまっています。そいうった状況から相対的にマクラーレンが上に上がってきているようですが、既にいくつかのチームは開発を2014年向けにシフトして来ているようですので、フェラーリは別にしても下位チームは上位との差が広がってゆく事が予想されます。
 2014年シーズンのレース開催の話題も色々と出てきています。今年は19戦が開催されますが、2014年にはロシア、ニュージャージーが新たな開催地候補としてあがっていましたが、最近はオーストリアがさらに候補として加わってきていました。3戦追加されると22戦となってしまいますが、バーニは20戦までと発表しており、昨日インドGPが2014年の開催から漏れた事が発表されました。ただ、これは今年シーズン後半に予定されているインドGPをシーズン前半に異動させるための措置という事で2015年にはカレンダーに復帰するとの事です。ただ、インドには高い関税の問題もありすんなり2015年に復帰となるのかどうか・・・。それ以外では例によって韓国GPが脱落するだろうという話も出てきています。個人的にもあの酷いサーキットではF1を開催すべきでは無いと思いますが。また、ニュージャージーも開催され無いのではないかという声もあります。
 もう一つの話題は引退するウェバーの後任です。ライコネンとリカルドの2名に一次絞られていましたが、ハンガリーアロンソのマネージャーがレッドブルと打ち合わせをした事から、アロンソの移籍が話題に上っています。個人的にはこれは無いだろうとは思いますが、火の無い所に煙は立たずですし・・・。またライコネンも彼の性格からしたらロータスで自由に仕事をしている方が合っているんじゃないかとも思いますが。ところで、ザウバーが財政難に陥っていましたが、ロシア資本のスポンサーを獲得してレースが継続できる事になりました。が、それまでヒュルケンベルグにはギャラが支払われていなかったようで、夏休み以降はザウバーに乗らないという噂も一時ありましたが、こういう状況ではヒュルケンベルグも来期どこかへの移籍を検討する事になるかも知れません。ホーナーはドライバーは限定しておらず(速さだけでなくベッテルとの相性なども含め)ベスト選ぶと言っているので、可能性は無いとは言えません。またマッサも今年1年の契約で前半戦で速さはあるもののリタイヤを繰り返したため、来シーズンに契約が継続されるか危ぶまれているという噂もあります。フェラーリのシートが空くなら可夢偉にもチャンスが・・・無いかな。
 今週末にミシュランが何か発表する事になっているようです。噂では2015年からのF1復帰では無いかという事ですが、今のF1はタイヤは1社からの供給と決まっているため、ピレリとの争いとなるわけですが、ピレリ側は競合になるならF1から撤退するとも言っています。現状はテストがかなり制限され、チームなどからタイヤに対する批判も多く、ピレリ的には不満が溜まっているようです。その上入札などになって必要以上にコストがかさむなら、さよならした方がましという事のようです。ともかくミシュランの発表を待ちたいと思います。