第3戦中国GP決勝

Lavista2009-04-20

「レース中にシャワー」どころではなく、スタートから本格的なウェットレースでセーフィティーカー先導でのスタートです。燃料搭載量最少のF.アロンソ/ルノーは、何とセーフティーカーが掃けるまで燃料が持たず、ピットインして最後尾に後退します。ローリングスタートからS.ベッテル/レッドブルが好調に飛ばし1回目のピットインの直後、R.クビサ/BMWザウバーがペースの上がらないJ.トゥルーリ/トヨタに追突。J.トゥルーリはリアウィングの無いまま、ほぼコースを一周してピットに車を止めます。ほぼ同じころS.ブエミ/トロ ロッソがS.ベッテルに追突して、コース上にフロントウィングのパーツをぶちまけたため、またもセーフティーカーが導入となり、S.ベッテルのピットイン後にリードを稼ぎたかったJ.バトン/ブラウンGPには不利な状況に。結局、S.ベッテルが昨年のモンツァを彷彿とさせる、雨の中のポールtoウィンを演じ、自身2勝目、レッドブルに初勝利をもたらします。同僚M.ウェバーが2位に入り、レッドブルがワンツーフィニッシュとなりました。連勝のブラウンGPは手堅く3位、4位に、しぶとく走ったマクラーレンが5位、6位。ギヤボックス交換でピットスタートのT.グロック/トヨタが7位となりました。中嶋一貴/ウィリアムズはギヤボックストラブルでリタイアに。
 3戦が終了した時点で、何とフェラーリに未だポイントが無いというのが、今年のF1シーンを象徴しています。第5戦のバルセロナでの改良で上向かない場合、フェラーリは今シーズンを見限るなどという噂も。
 さて、4戦目は連戦で来週末バーレーンGPが開催されます。砂漠のバーレーンで雨は無いでしょうから、久々コース上でのバトル楽しめる事になります。

順位 ドライバー チーム
S.ベッテル レッドブル
M.ウェバー レッドブル
J.バトン ブラウンGP
R.バリチェロ ブラウンGP
H.コバライネン マクラーレン
L.ハミルトン マクラーレン
T.グロック トヨタ
S.ブエミ トロ ロッソ
F.アロンソ ルノー
10 K.ライコネン フェラーリ
11 S.ブルデー トロ ロッソ
12 N.ハイドフェルド BMWサウバー
13 R.クビサ BMWサウバー
14 G.フィジケラ フォースインディア
15 N.ロズベルグ ウィリアムズ
16 N.ピケJr. ルノー
17 A.スーティル フォースインディア

【追記】レッドブルオーストリアのチームとして参戦しているのですが、表彰式でS.ベッテルドイツ国歌の後に流れたのは、オーストリア国歌でなく何とイギリス国歌だったとの事(イギリスにファクトリーがある事によるもののようですが)。レッドブルの初優勝につまらないケチが付いてしまったようです。