Blu-ray BOX「ウルトラマングレート」「ウルトラマンパワード」

ウルトラマンG、パワードBD BOX

 標題のBlu-rayを購入しました。ウルトラマングレートはオーストラリアで、ウルトラマンパワードはハリウッドで制作されたウルトラマンです。私的には幻のウルトラマンです。ウルトラマングレートはその最終回を確かNHK BSで放送されているのをチラっと見た事がありますが、それ以外は全く見た事がありませんでした。もちろん作品の存在は知っていて、レンタルビデオ店に行った時などは、かならずVHSビデオコーナーでレンタルの確認をしていましたが、何本かある事はあっても全てがレンタル可能な状態になっている事はありませんでした。1本2本レンタルして見たとしても禁断症状が増すだけですし。で、今年になってBlu-ray BOXが発売されたのですが、夏のボーナスは既に他のもので使い切っていたので、冬のボーナス払いが可能になった時点で購入しました。
 見た感想はウルトラマンそのものでした。海外で制作されてもそのスタイル、精神は円谷プロのものでした。もちろん円谷プロが監修していたり制作協力はしているので、当たり前とも言えますが、アニメのザ・ウルトラマンのようなヘンテコなものではなく、十分楽しめました。ネタばれになるので内容に関してはここでは書きませんので、ウィキペディアなどで確認していただくとして、さすがにウルトラマングレートはVHSでのメディア展開を前提にしていただけに、画質・音質という面では今となってはかなり厳しいものと言わざるを得ません。正直Blu-rayでなくても(要するにDVDでも)良いかなぁとは思いました。また戦闘シーンのウルトラマンの動きがちょっとナニな感じもはありましたが、ストーリーは円谷プロらしく環境破壊などへのアンチテーゼが盛り込まれ、大人でも楽しめるものに仕上がっていました。一方ウルトラマンパワード(しかしアメリカ人は「パワー」って単語が好きねぇ)は画質・音質とも最近のウルトラシリーズにひけをとらない美しいものでした。登場する怪獣や宇宙人は初代ウルトラマンのリメイクでアメリカナイズされたデザインとなっていますが、ストーリーはオリジナルでした。パワードに変身するのは若き日のケイン・コスギで、第一話のパワードのスーツアクターは父親のショー・コスギという親子での出演だったようです。
 この週末でグレート、パワードで全26話分とグレートの2本の映画を見たので寝不足気味ですが、さらに見た後に少し興奮して土曜日の夜はほとんど寝る事ができませんでした(笑)。海外版ウルトラマンはこれらの他にはアメリカで放送されたウルトラマンUSAというアニメ作品があるようですが、私的にはウルトラマンはやはり特撮でなくてはと思っております。