「The Retuen of JYJ」東京ドーム公演最終日感想

最終日は24番ゲートでしたが・・・

 3日間続いた夢のライブも昨日で終了しました。私は最終日にして初めて最初から観覧する事が出来ました。開演20分ほど前に着席すると、アーチ状のスクリーンの頂上部分に24552という数字が表示され、左右のスクリーンには会場風景に24552に向けてカウントアップする時計がスーパーインポーズされて映し出されていました。妻に「あの数字は何なん?」と訊きましたが、いけずなんで教えてくれませんでしたが「すぐに分かるわ」との事。始まってすぐに2010年6月13日のTHANKSGIVING LIVEの翌日から2013年4月2日までの1023日間を時間で表したものだと分かりました。時計は一旦ゼロに巻き戻ったかと思うとマイナスになったりで、この辺りは一回見ただけではちょっと理解できませんが、錆付いた「JYJ」の文字のオブジェをメンバーが持つと光り輝いて、JYjの復活をイメージさせたところでライブ開始となりました。オープニングも今回初めてじっくり観ましたが、大きな時計の歯車に3人がそれぞれ乗ってステージに降り立つ演出だったんですね。Ayyy Girlではバンドの後ろのスクリーンには逆回転する時計の針が映し出されていました。この「時間」、ジェジュンがMCで話していましたが、何も解決しないまま過ぎてゆく時間が怖かったとの事。本人たちの心境は想像もできませんが、苦しく歯痒い、そして不安な時間だった事でしょうけど、それを克服して復活した事で敢えて恐怖だった「時間」を演出のテーマに据えたという事なのでしょうか。
 ライブの内容については昨日のエントリ以上には特に書く事はありませんが、一つだけ3人のステージの声量のアンバランスを指摘しましたが、最終日はそれがかなり修正されていました。最終日は照明さんも日本語が分かる人(きっと日本人でしょう)が来ていたようですし、DVDになるので細かい部分の見直しが事前に行われたのでしょう。またDVDのために、昨日までなかったクレーンカメラが私の席からわかるだけでも3台は配置されていましたし、ワイヤー吊の移動カメラもありました。
 最終日のサプライズはありませんでしたが、ライブ終了後も終わる事のない客席からの「JYj」コールに応えてメンバーがステージに上がってくれました。ジェジュンは涙を流していたようにも見えました。その前にfallen Leavesで会場が黄色いスティックライトに埋まっているのを見ていたジュンスの目にも涙があったように見えましたし。今回のライブはファンも重要な役割を演じたと感じました。
 最終日の挨拶は以下のような感じでしたでしょうか。

  • ジュンス:久しぶりの東京ドームのコンサートで幸せでした。皆さんに見せてもらったこの愛を忘れずに、これからも日本で頑張ってゆきたいです。東京ドームだけでなく全国の皆さんに直接会いに行きたいです。
  • ユチョン:幸せですね。絶対にまた近いうちに来ますから。僕たち3人だけはずっと一緒に行くから。信じて欲しいです。
  • ジェジュン:もう僕たちは大丈夫だよ。つらい事もない、大変な事もない。これからは幸せな旅の続きじゃないかな。ユチョンが言ったようにもう二度とさよならとかお別れとかは、皆さんと僕たちの間では要らないと思う。長い時間を待ってあげるとか、待ってくれるとか、信じているだけで長い時間を待つって事はあっても、さよならは絶対だめですよね。この3人がいろんなことを解決しなければいけなくて、その責任感が物凄く重くて、僕たちの気持ちと関係なく勝手に過ぎていく時間が怖かった。1年が過ぎ2年が過ぎたときに、時間って本当に恐ろしいなと思いました。何とかしてやっと皆さんに会える事ができて、このステージに立っている、まだ若いけど、これからどうなるか分からない若い男3人、そして、未来をただ信じてくれて信頼してくれている皆さんがこの会場にいる限り、そして、まだ出会ってない遠くから力になってくれる方々がいるかぎり、一生懸命頑張ってゆきたいと思います。

 ソロパートとIn Heavenの間の映像に「ファンの皆さんが3人をまた輝かせてくれた」というようなテロップがあったかと思いましたが、私は3人が問題を自分達で解決して、自分達で再び輝やいたと思っています。ただ、今回のステージでファンとともにもっと輝いたんじゃないかな・・・とも。
 私が最初に東方神起と直接出会い「永遠に僕たちを応援してください」という彼らの言葉に応えると誓ったあの武道館から、3人と2人で別の道を歩む事になった衝撃の2009年9月1日まで、あの凄く長く充実した時間が実際にはたったの2年3ヶ月だったと認識したときには愕然としましたが、今回も、この永遠とも思えたもどかしい時間は、実は3年弱(ジェジュンは4年と言っていましたが)に過ぎなかったという事に改めて驚いています。この間、凍えそうな寒空の下のライブや、ソウルから延々釜山までバス移動してさらにどこだか分からないようなクソ田舎に宿泊させられ、台風の中、光州までライブを見に行ったり、東京からひたちなかまで二日とも車で往復したりして彼らを追った日々が懐かしく思い出されます。
 今回のライブの様子から、変な干渉さえなければ彼らの日本での活動は、間違いなく成功するでしょう。彼らもホッとしたでしょうし、また未来が開けたのではないでしょうか。今後の彼らの日本での活動に期待します!!