バーレーンGPにメディアから批判

 バーレーンGPがレースではなく隊列を組んだ行進に過ぎなかったという批判が、各国メディアから噴出しているようです。昨年は、リアウィングの幅を狭くして後方の乱気流を減らしてギリギリまで接近できるようにし、スリックタイヤに変更する事でブレーキング競争をさせて、さらにKERSオーバーテイクをさせやすくするという改革を行ったわけです。しかしながら、結局ピットストップ戦略での順位入れ替えがほとんどでコース上のオーバーテイクシーンは増えなかったという反省から、給油を無くせばコース上でオーバーテイクするしか無くなるだろうという短絡的な考えで給油禁止に踏み切ったのではないかと勝手に考えています。しかしこの変更でマシンが重くなりタイヤをいたわらなければならなくなった結果、バトルを行う事が出来なくなって、"退屈な行進"に終始する事になってしまったようです。初戦だけで判断する事は出来ませんが、次のメルボルンはコース上のオーバーテイクも結構できるサーキットなので、ここでバーレーンと同じような事になったら、FIAもちょっと考えないといけないでしょうね。