2012年はチャンピオン経験者が増える?

新人でエース区間を走る西原加純

 以前から噂にはなっていましたが、ウィリアムズ関係者が正式にキミ・ライコネンと交渉を行っていることを明かしました。2010年からラリーやNASCARに参戦しているライコネンですが、昨年のオフ・シーズンにもF1復帰の噂はあったものの不発に。そしてまた今年も同じような噂がでてきたわけですが、現実に交渉が行われているという発表がなされたのは初めてです。もしF1復帰となれば来シーズンはシューマッハアロンソ、ハミルトン、バトン、ベッテルにキミが加わって6人、レースドライバーの1/4がチャンピオン経験者となるわけです。が、これが実現するかどうかですが、まずキミがウィリアムズに加入するかどうかです。ここのところのウィリアムズは資金不足で成績が低迷してます。名門チームとはいえ、成績の優れない=速いマシンを作れないチームに彼が興味を示すのかは疑問です。また、株式会社となっているウィリアムズはキミ獲得で資金を獲得しようという魂胆かもしれませんが、その資金を開発費に回せるのかどうかが重要なカギです。キミのギャラになってしまってはチーム浮上は出来ません。またキミを獲得するとなると、当然バリチェロが放出される事になるでしょうけど、お坊ちゃんの彼と残された新人のマルドナドでマシンを開発をして行けるのかも疑問です。とまぁいろいろ不安はありますが、まずは彼がF1に戻ってくるかどうかを見守って行くことにしましょう。何だかんだ言いつつ、私は彼の走りが好きなので。