独自活動を保障する判決

 こちらの記事によると、2009年10月27日にソウル中央地裁にて下されたJYjの自由活動を保障するという判決に対して2010年4月にSMエンターテインメントが行った異議申し立てに対して、改めてソウル中央地裁がSMエンターテインメントの異議を退けた判決が下されたとの事。ややこしいのは、今回の裁判所の決定は、本裁判とは別の異議申し立てへの裁定であって本裁判には全く関係が無いという事です(とは言え同じ地裁なので本裁判も同じ結果になるとは思えますが)。私は韓国の司法制度に関してはよく知りませんが、ざっと調べた限りでは日本と同じく控訴審、上告審があるようです。本訴訟でSMが負けても控訴審、上告審と裁判はまだまだ続く可能性があるという事です。このペースで裁判が続いてゆくと、結局JYjが本当に自由の身になるのは何年先なのか。しかも裁判で自由を勝ち取っても、裏で韓国芸能界からの圧力がかかるでしょうから、今より確実に良くなるという保証があるとも言えないでしょうし。要するに裁判で勝つことは当然ながら、韓国の芸能界における契約形態などの諸問題を根本から変える事ができなければ3人に本当の自由は訪れないのでは無いか・・・と、かなり悲観的に考えてしまいます。