第5戦スペインGP予選

 今週末はもうひとつのイベントのF1があります。ヨーロッパラウンド開幕のスペインGP。新型インフルエンザの影響で観客を入れないで行われるなんていう噂もありましたが、通常通り開催されているようです。
 さて、前戦バーレーンから2週間あった事、ダブルデッカーディフーザーが公式に認められた事によって、各チームが空力パーツなどを積極的にアップデートを行っており、BMWザウバーなどほとんど別マシンのようになっています。昨年の2強、マクラーレンフェラーリはここから盛り返してゆきたいところですが、結果どうだったか・・・。
 Q1でなんとK.ライコネン/フェラーリ、H.コバライネン/マクラーレンと昨年の2強のうち夫々1名がノックアウト。L.ハミルトン/マクラーレンはQ2でノックアウトされ、マクラーレンは予選ではアップデートされた結果は見えませんでした。前戦から改善が見られたのは、F.マッサ/フェラーリが4番グリッドを獲得した事でしょう。しかし、今回はM.シューマッハパドックに来ているので、F.マッサにとってはそちらの影響の方が大きいかも。
 最終的には勢力図は大きく変わらず、ポール:J.バトン/ブラウンGP、2位にS.ベッテル/レッドブル、3位にR.バリチェロ/ブラウンGP。4位F.マッサ以下は、M.ウェバー/レッドブル、T.グロック/トヨタ、J.トゥルーリ/トヨタ、F.アロンソ/ルノーと続きます。Q1で素晴らしいパフォーマンスを見せた中嶋一貴/ウィリアムズはここでもQ3に進出できず。同僚のN.ロズベルグはQ3に進出している事、今シーズン未だノーポイントと言う事を考えると、来年のシートが危ういかもしれません。