キュウリ発言

 今日のレースとはあまり関係ない話ですが、前戦マレーシアでカーティケヤンにタイヤを切られたベッテルが、カーティケヤンに対し2度も中指を立てさらにキュウリ呼ばわりしたという話はかなり報道されています。まぁキュウリと呼ぶことが侮辱にあたるのかどうかはドイツ人では無い自分には良く分かりませんが(アメリカでは黒人を侮辱するのにウォーターメロンと言うのは聞いたことはありますが)。このベッテルの行動に対するカーティケヤンの反応の大人な事。彼の発言を見ていると、ますますベッテルがみじめに見えきます。しかもあの事故はカーティケヤンの過失では無いと思いますし。順風満帆で来て挫折を知らなかった人間が不調に陥った時と、過去に挫折を味わい這い上がってきた人間との人としての格の違いという物を感じます。と同時に、こういう事件が起きるたびに過去のデーモン・ヒルの時の事を思い出します。ウィリアムズでチャンピオンになりながら放出されてアローズでレースする事になり、初戦の予選で下位に沈んだデーモンに対し各トップランナーはことごとく彼をバカにしたような発言をしたのでした。唯一ミカ・ハッキネンだけは別でしたが。