ニュースをいくつか

 今週末のイギリスGP前にいくつかのニュースが入ってきましたので、まとめてエントリしておきます。
 ブロウンディフューザーの使用不可によって、レッドブルが0.5秒ほどラップタイムを失うだろうと、レッドブルのチーム代表のクリスチャン・ホーナーが認めているとの事。レッドブルはブロウンディフューザーをもっとも効率的に使えているチームと言われていますが、そのチームであっても影響は0.5秒程度という事は、全体的にはあまり影響は無いのかもしれませんが。ただ、前戦のバレンシアでの最初のフリープラクティスで、レッドブルベッテルのマシンでブロウンディフューザーを使用しないセッティングで臨んだと言われており、その時のウェバーとのタイム差は2.5秒ありました。他にも何か試していた可能性もありますし、慣れの問題も有るのでイギリスGPで2.5秒落ちになるかどうかは分かりませんが、私的には0.5秒というのは他チームをけん制してのコメントかではないかと睨んでいます。その他、マクラーレンルノーが大きな影響を受けると言われているので、予選の走りが気なります。
 ウィリアムズがルノーエンジンを獲得しました。2012年シーズンからルノーエンジンを搭載。契約は長期的なもののようです。
 ヴァージンレーシングがマクラーレンとの提携を発表しました。ヴァージンは風洞を全く使用しない計算流体力学(CFD)によりマシンデザインを行っている事が特徴ですが、今回の提携によりマクラーレン風洞やシミュレータを含む施設が利用できることになり、他のチームと同様に風洞を使用してマシンデザインを行ってゆく事になります。やはりコンピュータだけで出来る事には限界があったという事でしょう。またこのタイミングでワース・レーシング・テクノロジーズのファクトリーの買収も行ったようで、このファクトリーをベースに2年間かけて新しい施設を構築するようです。なお、エンジンはメルセデスエンジンを使用するのではなく現状のままコスワースエンジンを使い続けるようです。
 HRTがテサン・キャピタルに株式を売却。テサン・キャピタルがHRTの運営権を手にしました。テサン・キャピタルは日本の野村證券と関係があることから、一時野村證券がHRTを買収したという誤報が流れたようですが、野村證券がそんな無駄遣いするわけないでしょう(ーー;