THANKSGIVING LIVE感想などなど

THANKSGIVING LIVE

 昨日の興奮冷めやらぬまま東京に戻ってきましたが、母親の体調が思わしくなくそのまま実家に戻っていた関係で、エントリが遅くなりました。以下、感想等諸々です。
 まず会場ですが、野球場でいうセカンドベースあたりに丸い回転するセリ台を有したセンターステージがあり、ここがメインステージとなります。メインステージから、1塁ベース、3塁ベース、ホームベース、センターバックへ放射状に伸びる花道があり、1塁と3塁のステージにはクレーンが、ホームベース上のステージはそれ全体がセリ台になっています。センターステージは周囲に四本の支柱がありその上に四方に向いたスクリーンが配置されています。このスクリーンは上下に可動式になっていて、曲によっては演出にも使われました。また各支柱の下の少し掘られたピットの中にバンドがドラム、パーカス、ギター&ベース、キーボードと4個所に分かれて配置されていました。なお、京セラドーム会場では、このセンターステージ上のスクリーンだけではなく、ドーム備え付けのオーロラビジョンにもコンサート中の映像が映し出されていました。アリーナ席は、レフト側の位置から半時計周りにA->B・・・・・となりセンターバックへの花道を挟んだAの反対側がFとなります。なお、演出上、ホームベース方向が正面という扱いで、アリーナA・FとB・Eの外野寄り席、センターバックを中心としたスタンド席は背中を見ていることが多かったのでは無いかと思われます。アリーナ席の周囲とスタンドの間には昨年の東京ドームと同じく台車が通る通路があり、同じ演出が行われました。京セラドームは天井がしっかりしているので、音響的には東京ドームよりはるかに良好でした。今回のステージ配置(スクリーンがスタンドから近い)とも相まって、2階スタンドでも観覧しやすかったと思います。
 さて、16:00きっかりに会場の明かりが消えると同時に浮かび上がる赤いスティックライトの光!いつもこの瞬間に背筋に鳥肌が立ちます。最上階のバルコニー席まで客が入っており、ほぼ満席状態です。スクリーンに一人ひとりのインタビューシーンが流れ、昨年来の彼らの心境をそれぞれがたんたんと話します。そして、インタビュー映像が終わると、白いスーツを身にまとった3人が登場。ジュンスが1塁側ステージに、ユチョンが3塁側に、そしてジェジュンセンターバックに登場。歌いながらセンターステージへ向かいます。耳慣れない、しかし心地よい歌が心を揺さぶります。1曲目が終わったところで一人ひとりの挨拶に続いてMCが入ります。その後はスペシャルゲストや日本語、英語、韓国語のカバー曲の披露。ソロステージなどで進行し、アンコール数曲で終了する3時間のステージでした。退場規制があったので、会場を出るまでは実質3時間30分ほとでした。途中数回のMCをはさんでの公演でしたが、The Secret Codeや〜T〜のようなビシっと構成されたコンサートとは異なり少しグダグダ感は感じられましたが、多分この時間でできる精一杯の努力だったのでしょう。まぁ大阪ではアーティストと言えども「喋って何ぼ」ですからMCが多いのはむしろ受け入れられたのでは無いかと。
 感想ですが、まず彼らは東方神起では無いのは承知していますが、やはりそこはどうしても比較してしまいます。オープニング曲で回るステージ上の3人の他に、そこに居ない2人の影を探してしまう自分が居ました。3人のユニットといっても、3人で歌うオリジナル曲はそうありません。このコンサートではオープニングとエンディングの他2〜3曲程度がオリジナル曲だったのでは無いかと思います。また曲の傾向もバラードっぽい曲に偏っている傾向があり、東方神起の一方の大きな魅力だったダンスパフォーマンスのオリジナル曲は披露されませんでした。ただ3人のハーモニーはやはり素晴らしいです。もちろん、ベースとソプラノを欠いているのでコーラスとしては少し薄くなっているとは思いますが、東方神起の時も常に5人でハーモニーを奏でているわけではなかったので、弱くなっていると感じることは無く、むしろ日本の芸能界でこれだけキチンとハモれるアーティストは彼らのジャンルには皆無でしょう。多分ダンスパフォーマンスは時間の問題でいずれ披露してくれると思います。その片鱗はアンコールのIntoxicationのダンスの一部にジェジュンとユチョンが加わった事からも想像できます。その他の曲はあまり歌詞など覚えていないのですが、エンディング曲は少し気になりました。きっと何かの企画(ドラマとか映画とか)のための曲のような歌詞なのですが「夜空のWを探す」「さよならじゃないと信じてる」「君の居場所を守っている」という歌詞が続きます(微妙に違ってるかも)。夜空のWってカシオペアじゃないの?二つの光が隠れてWが見えないって事では?などと断片的に聞いているうちに妄想が広がってしまっていました。きっと全然違うんでしょうけどね。
 公演初日はジェジュンは泣き続けユチョンは緊張していたようですが、二日目は初日の成功のためかジェジュンもたびたび「ふっ」と笑いを漏らすし、ユチョンも他の二人曰く「テンション高い」という状態だったので、初日の緊張が解けて気持ちにも余裕ができたのでしょう。最後の挨拶でジュンスがちょっとうるっと来ていたようにも見えましたが、さわやかな三人を見ることができました。しかし、高いところが苦手なユチョンをクレーンに乗せるとは、すごい演出をしたものです。顔がちょっと引きつっているようにも見えました。ところで、ユチョンのソロステージでは横浜Blitzで初披露された「My Girl Friend」を披露しましたが、会場から好みの女性をステージに上げての演出で、彼は二日とも15才の女性を選んだようです。ジェジュンのソロも横浜Blitzが初披露だった「Maze」で、マイケルジャクソンばりに下から吹き上げるスモークの中で熱唱!カッチョエエエェェェェ。ジュンスもユチョン協力のXiahticフルバージョン(でもキーボード弾くシーンはありませんでしたが)を披露。カリスマ爆発でした。なお、東京公演をご覧になられる方、公演途中で流れるメイキングビデオの最中に席をたったりしては行けません。ユチョンの衝撃的なおでこが見れます!
 5人での完成されたステージと比べるとまだまだこれからという感は否めませんが、きっと今彼らができる事は全て出し尽くしたのだと思います。これから3人でのレパートリーを増やして、もっともっとライブを開催してもらいたいです。
 ただ一つ苦言を呈したい事があるのですが、アンコール前の映像にDVDやCDの宣伝映像を流すのは止めてください。興醒めです。
【追記】BeeTVの映像をみてユチョンがちょっと心配だったのですが、見事に体を絞ってきましたね。さすがプロです。