1月28日から実戦投入したBTステレオヘッドフォンHBH-IS800。P906iとの組み合わせで数日使っての感想を書いてみます。
1. 装着:
- イヤーピースとそれを結ぶケーブルしかないので、装着は耳に差し込むだけ。耳かけが無いので、眼鏡と干渉することもありません。操作用のボタンが付いたユニットが左側のイヤーピースに近い方に付いているので、イヤーピースの左右もすぐ分かり、暗いところでも左右を間違えずに装着できます。
- イヤーピースは3種類の大きさが付属しているので、適切な大きさを選べば、耳から抜け落ちてしまう事もありません。私は真ん中の大きさの物を使っていますが、大股で歩いたり、小走りした程度で外れてしまう事はありません。
- ケースが付属していますが、ケーブルが短いのでそのままカバンに放り込んでもケーブルが絡まる事はほとんどありません。
2. 接続:
- HBH-IS800の操作ボタン(マニュアルではアクションキー)を長押しすると電源が入ります。P906iとペアリングが完了していれば、自動的に接続され、P906iのミュージックプレーヤーが自動的に起動します。
3. 通話:
- HFPでP906iと接続した場合、P906i側で設定した着信音がHBH-IS800から聞こえてきます。
- 操作ボタンを押すと着信に応答できます。
- ビープ音がなるまで押し続けると着信を拒否できます。
- 操作ボタンを2回続けて押すと、最後に発信した番号へリダイヤルすることができます。
- マイクは操作ボタンがあるユニットにありますが、通話音質/音量は問題ないようです。その辺りにうるさい妻から特にクレームはありませんでした。
- 通話中の音声は左右のイヤーピースから聴こえます。
- 通話中の音声の音量や、着信音量を調整することはできません。
- ボイスダイヤルに対応しているようですが、P906iのボイスダイヤルは使えませんでした。
4. 音楽再生/音質:
- P906iと接続すると同時に、P906iでミュージックプレーヤーが起動します。
- 操作ボタンを1回押すと、音楽が再生されます。
- 再生中に操作ボタンを押すと、曲を停止できます。
- 再生中の音量を調整はできませんが、P906iでは適切な音量です
- 曲の前後のスキップはできません。
- イヤーピースの差し込み具合で、音質はかなり変わります。浅く装着するとドンシャリ系、耳の奥までしっかり装着すると低音から高音までフラットなナチュラルな感じです。しっかり装着して、プレーヤー側のイコライザーで好みの音質にするのが良いでしょう。
5. ワンセグ放送:
6. バッテリ関係:
- バッテリ満充電でP906iと接続し、ミュージックプレーヤーで音楽を再生し続けた場合、2時間10分でローバッテリーの警告音が聞こえ、2時間33分で自動的に電源が切れました。
- ローバッテリー警告音の後は、ミュージックプレーヤーの音飛びが発生しました。バッテリ残量が少なくなると、無線LANなどの他の電波の影響を受けやすいようです。
- 充電時間は、2時間で充電完了のグリーンランプが点灯します。
- 充電中は自動的に電源オフになり、充電プラグを抜くと自動的に電源が入ります。
7.その他:
- 他の方のブログによると、他のBluetoothヘッドフォンで音量を調整すると、それが、HBH-IS800の音量にも反映されるという記述がありましたが、P906iとの接続ではそのような事はありませんでした。接続する携帯電話/プレーヤーによるようです。
- P906iと接続してミュージックプレーヤーで曲を再生する場合、前回再生を停止したところから再生しだす場合と停止した曲の先頭に戻って再生しだす場合の2種類があります。確認したところ、P906iを閉じた状態でHBH-IS800の電源を切って切断した場合、次に接続したときに、再生していた曲の先頭に戻って再生しだすようです。
- 充電のコネクタ部分が特殊な形状ですが、USBで充電できるケーブルが販売されています。こちらのケーブルでUSBでの充電が行えました。
8. 総論
眼鏡と干渉せず、装着のしやすさなどにメリットはありますが、逆に音量調節不可、ミュージックプレーヤーで曲のスキップができない、バッテリ駆動時間が極端に短いなど、メリット・デメリットがはっきりした製品です。ワンセグ音声が不要なら、Plantronics Voyger 855という選択肢もあります。