フランスについての雑感

 iPhoneからOneDriveへの写真のバックアップはまだ続いていてまだ300枚弱の写真が残っています。しかも新しい写真からバックアップが進んでいるため、渡仏の初日や二日目などはまだ全くバックアップが済んでおらず、写真付きで記事を書く事ができないため、色々と思った頃をパラパラと書いてみます。

  • 通信事情:
    • 今回の旅行はメインのiPhone 13 Proはdocomoのパケットパック海外オプションを利用しました。当初せっかくeSIMが使えるiPhone 13なので、Glocal eSIMとかsoracom mobileなどを利用してみようと思ったのですが、電話番号が変わるとまずい状況になってしまったためちょっと割高ですがdocomoのサービスを利用しました。またバックアップのiPhone Xには10日間で5GBの通信がヨーロッパ全域で利用できるSIMをamazonで購入し現地到着後に装着しました。どちらも現地キャリアを掴んですぐに通信可能になりました。
    • 旅行の前半はバスで地方を回っていましたが、通信ができないエリアが結構ありました。全く電波が無かったり3Gになったり。高速道路をバスで移動していて4G通信ができるようになると民家が現れるって感じでした。まぁ人がいないところに電波を飛ばしてもしょうがないという割り切りなのかも知れませんね。ただ旅行の後半パリに着いた後も結構電波は途切れる事が多かったです。特に屋内は建物が石造りのためか結構厳しい状況でした。日本では都会で電波が途切れる事などほとんど無いので、ここまで通信で苦労する事があるとは思いもよりませんでした。
  • 道路:道路というか交差点の話です。凱旋門の周りなどが有名ですが、地方の交差点もほとんど円形交差点(ラウンドアバウト)になっており、地方では交通信号機もありませんでした。この構造だと直進する場合でも一度環状道路に入るため速度を落とすことになり、安全面でも優れていると思いました。ただそれなりにスペースは必要なので既に交差点の四隅に家が建っているような場所を円形交差点に変更するのは難しく、日本で導入するとなると家の無い田舎道という事になるでしょうけど、速度違反の暴走を防げるので日本でも積極的に導入しても良いのではないかと思いました。
  • タバコ:どうも屋外は自由に喫煙できるらしいです。歩道で喫煙している人や歩きタバコの人も結構いました。タバコ臭さは日本よりはるかに感じました。レストラン内は禁煙らしく食事中にタバコ臭さを感じる事は無かったのは良かったです。食事が不味くなるので正直これが一番迷惑ですから。
  • 水:日本以外で水道水が飲める国はあまりありませんが(知っているのは韓国くらいです。台湾もOKだったかな?)ガイドさんによると飲めるとの事です。実際に飲んでみましたが、あまりおいしくはありませんでしたがおなかを壊すこともなかったです。石灰が含まれているので大量に飲むとおなかを壊す可能性があるらしいですが、私はそんなに水を飲まないので大丈夫でした。また遠い昔、まだ中学生のころ英語の教師がフランスは水よりもワインの方が安いと言っていましたが、これは確認できましせんでした。ただレストランによってはオランジーナなどのソフトドリンクよりもビールやワインの方が安い店はありました。ビールは基本ハイネケンのようですが、ベルギーのビールやオンフルールのように地ビールが選べる場所もありました。
  • トイレ:ホテルは別ですが、高速道路のサービスエリアや観光地のトイレの大用の便器には便座がありませんでした。壊れて便座がとれたような痕跡もなく元々便座が付いていないようです。ですので中腰で用を足さないといけませんでした。妻に訊いたところ、これは男子トイレのみならず女子トイレでも同様との事でした。また男子トイレでは日本の場合小用の便器がズラーと並んでいて大用のブースは数的にはその半分くらいなのですが、フランスでは小用、大用ともほぼ同じ数となっていました(小用の数は日本に比べてはるかに少ない)。なおホテルのトイレも含めてウォシュレットには一度も遭遇しませんでした。
  • スリ:観光客が戻ってきてスリも大量発生しているとガイドさんが言っていました。日本と違ってグループでスリを行うようで一人がターゲットの人に話しかけるなどして気を引き、グループの別の人がそのすきにスリを行うのが基本パターンの様です。実はルーブル美術館を見学したあと、ガイドさんとツアー客数人でコンコルド広場からホテルの最寄り駅まで4駅ほど地下鉄に乗ったのですがその際にスリに遭遇しました。近くにいた紳士が「They are pickpockets!」と叫んだのと、安全のためお金やパスポートはカバンの中ではなく首からかけたセーターの内側の小物入れに入れていたので被害はなかったのですが、私は色白の少年に尻を撫でられました💦
  • 朝食:食事については別途写真付きで書くつもりですが、ホテルでの朝食についての雑感を書いておきます。朝食は基本的にブッフェ形式でしたが、パリのホテル以外は朝食に野菜がありませんでした。ガイドさんによると、フランス人は朝食はカフェオレ、オレンジジュース、パン、たまご料理で済ませる事が多いとの事。カフェオレの牛乳でカルシウムを、オレンジジュースでビタミンを、たまごでたんぱく質を、パンで炭水化物を接種してそれで良いと思っていると言っていました。健康面では本当は朝食で栄養をガッツリ摂るのが良いのですけどね💦それはさておきコーヒーはブラックと決めていたのですが、せっかくフランスに来たのでカフェオレを飲んでみましたが、これが結構美味しくてはまってしまいました。日本に帰ってきてまだカフェオレは飲んでいませんが、ドトールやスタバに入る事があればカフェオレを注文しようと思っています。

 という事でフランスに行って感じた事をとめどもなく書いてみました。また思い出したことがあったら追記したいと思います。
【2022年12月1日追記】風呂について書くのを忘れていました。一般に日本や北米のホテルではバスタブを全てカバーするようにシャワーカーテンが付いており、これによりシャワーを使ってもバスルーム内に水が飛び散らないようにできますが、フランスではどのホテルの風呂にもシャワーカーテンではなく以下の写真のように可動式の透明のアクリル板のような物が取り付けられているだけで、シャワーカーテンはありませんでした。

 ヨーロッパに最後に行ったのは2006年のアムステルダムへの出張ですのでヨーロッパの他の国の現状は分りませんが、少なくとも2006年の時はシャワーカーテンだったのは記憶しております。で、正直シャワーを使う時にシャワーの向きなどかなり気を使わないといけないので、苦労しました。もう少し透明版が長ければ・・・とも思うのですが。