新型コロナワクチン接種証明アプリ設定

 12月20日(月)に標題のアプリのiOS版をダウンロードしてiPhone 13 Proで設定を行いました。国内向けだけでなく、パスポートを登録させることで海外利用も想定した登録も行えます(こちらの記事によると76の国・地域で対応しているとあります)。
 ただ、設定には少し手間取りました。20日(月)の夜に設定を行っていたのですが、ワクチン接種履歴は見つかったという表示が出るものの、一向に登録が行えません。「時間がかかる事があるのでバックグラウンドで起動しておけばいずれ登録されます」的なメッセージも表示されていたので、1時間ほど放置しておきましたがそれでも登録されず。最初からやり直すを今度はエラーコード90010なるエラーが表示され登録を後で行うようにと表示されました。イラっと来たのでアプリを一旦削除して再度ダウンロードしなおすも状況は変わらず。サーバー側の問題のように思えたので一旦登録手続きは中止し、風呂上りに再度トライしたところすんなり登録が完了しました。
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 エラーが表示されて滞った事以外は登録手続きは簡単でした。手元に用意するのはマイナンバーカードと、海外向けの登録を行う場合はパスポートを用意し(登録は後から追加でも行えます)、アプリの手順に従ってマイナンバーの4桁のパスコードを入力後にマイナンバーカードを読み込ませ、その後パスポートをカメラでスキャンするだけです。ただ、パスポートのスキャンの際にアルファベットの「S」を数字の「8」と誤認識した事が一度ありましたので、正しくスキャンされているかの確認はくれぐれも忘れないようにしてください。またワクチン接種状況も正しく登録されているかの確認は行ってください。アプリ上ではワクチンメーカーや接種日だけでなく製造番号も確認できます。
 なお接種証明アプリでQRコードが表示できますが、国内向けと海外向けのSHC準拠のバーコードはiPhoneのウォレットにも登録できました。手順はアプリの表示のQRコードスクリーンショットを取得して写真アプリで表示させ右下に表示されるアイコンから登録を行うだけです。なおこの手順で登録するにはiOS15以上で「テキスト認識表示」をオンにしておく必要があります。同じ手順でVDS-NC準拠のQRコードは登録できませんでしたが他の手順でできるかも知れません。しかしながらそもそもいつ海外に行くのか分りませんし一旦アプリの設定が完了すればQRコードの表示には通信は伴わないようなので実運用特に問題はないと判断し、ウォレットへの登録のための他の手段の追及はしていません。
 日本国内でこの接種証明アプリが威力を発揮するシーンはあまり多くは無いでしょう。多分(プロ野球やJリーグなどの)大規模なスポーツイベントやアリーナや球場で開催される大規模なコンサートやフェス程度ではないでしょうか。映画館などの密閉空間のイベントでも利用されるようになるかも知れませんが、必須にはならないでしょう。海外のようにレストランなどでの提示が義務化され従わないと罰金が科されるようには日本ではならないでしょうからこのアプリの存在意義は微妙で利用シーンは限定的になると思われます。ただ海外渡航を将来考えておられる方には必須アイテムでしょう。
 なお、マイナンバーカードに関しては私は健康保険証登録も登録可能日に既に行っております。その際も健康保険証を読み込ませたり健保の記号・番頭を手入力したりすることなくマイナンバーだけで連携されました。年金の納付実績も年金番号を入力する事無くPDFでダウンロードできますので、既に国のシステム側ではマイナンバーに色々な情報が紐づけられています。特段の理由なくマイナンバーカードの発行を拒否している人もいずれマイナンバーカードを持っていないと色々と不都合が発生すると思います。数年後には運転免許証も統合される予定との事ですのでさっさと作っておくことをお勧めします。