SHURE SE215 SPE + Westone WST-BLUETOOTH

 Airが壊れている間、イヤホンに何を使っていたかというと標題の組み合わせで使っていました。SHUREは言わずと知れたモニタイヤホンの老舗。イヤホンケーブルの取り回しで耳の上を通す方法は「SHURE掛け」と呼ばれており、ライブステージなどでも使われているメーカーですが、1万円弱の安価な製品から10万円ほどにもなる幅広いラインナップを擁しています。MMCXという端子でケーブルの交換(リケーブル)ができるのも特徴です。このSHURE製品の中でも最も安価な製品がSE215ですが、これにWestone社のBluetoothケーブルを組み合わせて使っておりました。WestoneのBTケーブルはコーデックとしてSBC以外にAAC apt-Xに対応しており、iPhoneとはAACで接続されます。ただ、やはり音質はSE215をケーブルで接続した場合に比べるとだいぶ眠たくなってしまいますが、外で音楽を聴くには十分です。そもそもSHUREの遮音性の高さは素晴らしく、別売のトリプルフランジのシリコンイヤパッドを使うとほとんど外界と断絶できます。ただ、私の耳穴には3段のフランジは入らないので、1段切断して2段で使っております。
 さて、今はAirもしくはBE Free8といった完全ワイヤレスイヤホンを使っており、なぜ今更このような事を書いているのかという事になるわけですが、それはSHUREからBluetoothリケーブルが発売になったためです。この記事ではWestoneのBTケーブルとの比較も掲載されておりますが、かなり気になる存在です。連続再生時間も8時間と十分です。ちなみにWestone WST-BLUETOOTHは満充電からだと6時間15分ほどで最初のローバッテリ警告が鳴り、後は5分間隔で警告が鳴り続けますが、約7時間まで使えました。が、SHUREの製品はこれよりさらに1時間長く使えるようです。コーデックとしてSBCにしか対応していないところが残念ではありますが、コーデックを超えた音作りをするメーカーも実際にはあるので、是非試してみたいものです。