無線LAN中継器

 宝塚の自宅には当然無線LANを導入しています。最近はプリンタまで無線に対応しているので、遠く離れたところに置いておいてもケーブルを引き回す必要もありません。が、無線LANの親機(ルータ)の置き場所によっては電波が届きにくい場所も出てきます。宝塚の自宅は両面バルコニーで南北に長い間取りで、寝室はルータが置いてある居間からは廊下を通って最も離れた北側にあり、扉を二つ閉めると電波は全く届きませんでした。そこで、Planex 忠継大王(MZK-EX750NP)という製品を購入しました。機器選択の理由は、802.11ac / 5GHz帯対応の機器としては安い事の他に、電源コンセントに直刺しできなおかつそのコンセントの口が無駄にならないところです。が、機器の厚さはもっと薄ければ良かったかなぁと思っています。
 この機器を設置した事で、電波が届いていなかった寝室でも無線LANが使えるようになりました。iPhoneで測定したところ、親機の近くでは下り速度50Mbps以上出ていますが、寝室では20Mbps程度と半分以下のパフォーマンスですが、全く使えなかった状態からはかなり改善されたと言えましょう。無線LAN機器の設定はいつもマニュアルで行うのですが、この機器ではWPSという簡単設定を使ってみましたが、全く接続できませんでした。ステルスSSIDMacフィルタ制限を解除してみましたが、それでもだめでした。親機はNECのWG1400HPですが相性が悪いのでしょうかね?結局マニュアルで設定し、その後ステルスSSIDMacフィルタ制限を有効にしましたが正常に使えています。また、親機のSSIDがブロードキャストされないようになっていれば、この機器でもステルスは有効になります。屋内無線は干渉の少ない5GHz帯にすることにしているので、この機器の設定もそうしたのですが、設定が完了して中継地点(廊下の中央あたりのコンセント)に持って行ったのところ、受信のインジケータは一つしか点灯しておらず、受信感度はギリギリのような感じです。親機との位置関係から2.4GHz帯の方が良かったかも知れません。なお、動作状況確認のためのLEDは消灯できますので、設定が完了すればコンセントに刺さっているだけの状態になりその存在を意識することはなくなります。ただ、デザインがちょっと・・・ですが。