KATO キハ82小改造

 まだここでエントリしていませんが、EF63および489系が入線しております。車両面では既に所有しているキハ82系、EF62と合わせて碓氷峠の再現ができるようになりました。そこで既に所有していたキハ82系もEF63と連結できるようにしてやろうという事になりました。
 私が所有しているキハ82はKATO製のセット型番:10-229という製品です。この製品は既にメーカーサイトでは無かった事にされており、10-229で検索すると後継の10-550の情報が表示されます。この2製品の大きな違いは、先頭車がEF63と連結できるように連結器が交換できる(ナックルカプラーが装着できる)ようになっているか否かです(それ以外に台車がネジ止めからネジが無くて装着できるようになっているなどの違いもありますが)。ナックルカプラー装着用のパーツ型番:10550C3が別売されていますのでこれを買ってみましたが、10-229のキハ82の床板にはこれを装着する穴が開いていませんでした。まぁ穴を空ければ万事解決ですが、面倒なのと老眼で工作の精度に自信が無かったので、あっさり床下セット(型番:6061-6C)とDT31台車(型番:6061-3D)を買ってしまいました。床下セットは10-229のキハ82に無加工で装着できましたので、至極簡単にナックルカプラーが装着できました。なお、10550C3にはナックルカプラーが付属していますが、自動解放をする事も考えて別途購入した型番:28-149のマグネティックナックルカプラーS長を使用しました。形状としては10550C3に付属のナックルカプラーと同じですが、ケーディーカプラーのようなトリップピンが装着できるようになっていて、線路上の磁石の上に停車する事で自動で機関車と切り離せるようになります(もちろん機関車側にも同様の機能の付いた連結器を付ける必要があります)。なお余談ですが、この28-149 マグネティックナックルカプラーS長ですが、US KATOの製品型番:923502 Straight Shank Couplerと形状は全く同じですね。28-149は4個(2両分)で500円弱なのに対し、923502は10個(5両分)でUS$6。入手まで時間はかかりますが、ある程度の数量を買うならアメリカからの送料を含めても、絶対US KATOから買った方がお得です。ただ、今回はなぜか配送先住所でなく、決済に利用したカード所有者の住所宛に送られるという凡ミスがありましたが(-_-;;
 ところで、EF63側をナックルカプラーに交換すると、スノープロウが漏れなく付いてくる事になりますが、10-229のキハ82には元々スノープロウが付いていません。EF63と連結される側だけスノープロウが付くのも変なので、反対側にもスノープロウを付けてやりたくなります。別売パーツの型番:6061-3C3がスノープロウ付の前面用カプラーセットですが、これは10-229の床下に無加工で装着できました。ですので、10-229、あるいはそれと同時期のキハ82をお持ちの方でスノープロウを付けたい場合は、6061-3C3だけを入手すればスノープロウを追加できます。下の写真の右側が6061-3C3を装着したものです。

 しかし、このカプラー(連結器)に関しては色々と悩みますね。昔は連結器は標準はアーノルドカプラーで、列車の切り離しをしようとする場合は、ケーディーカプラー一択でしたが、最近はメーカーによる違いも含めて選択肢が多くて困ります。ともかくまずはマグネティックナックルカプラーがケーディーカプラー並みの精度で自動解放できるのか確認しないと行けません。また、マグネティックナックルカプラーはケーディーカプラーとの連結・切り離しも可能という事で、この点も評価が必要でしょう。まずはEF63とキハ82でマグネティックナックルカプラーの機能を確認してみようと思います。