STAP細胞はありませんでした

 搭乗開始時刻までまだ2時間半以上もあり、ラウンジの中で暇なので、今年の話題に関して一つ書いてみましょう。まぁ誰もが忘れられないのはSTAP細胞の件でしょうね。以前にSTAP細胞の件はブログで書いたつもりだったのですが、検索でヒットしないという事はfacebookか何かに書いて、こちらには書かなかったという事なのでしょう。結果的にES細胞コンタミ(Contamination)だったという事で結論付けられたようですが、その手の情報は論文不正が発覚してSTAP細胞の存在が怪しまれた頃からあった話で新味はありません。が、個人的に思うのは、如何に小保方さんが研究者として未熟だったとしても、STAP細胞が実はES細胞だと知っていたら、それをSTAP細胞と言いはり続ける事には無理があるだろうということくらいは分かるだろうということは、容易に想像できます。したがって、小保方さんが故意に混入させた可能性は低いでしょう。ただ、誤って混入させたとしたら、200回を超える回数の実験で成功する事も考えにくいです。よって実験プロセスでコンタミが自動的に発生するプロセスが組み込まれていたのか、あるいは同じ研究室の誰かがコンタミを起こしていたのか・・・というところでしょうか。
 そもそもこの話題で凄く違和感があるのは、STAP細胞理化学研究所の成果なのでは無いのか?という事です。不正発覚後は小保方さんvs理研的な構図がずっと展開されてきましたが、小保方さんも理研の一員だったはずです。稚拙で不正を含んだ論文を発表した事に関して、理研の責任はないのか?という疑問が常に付きまとうのです。さらに突っ込んで考えると、京都大学を中心とするiPS細胞に再生医療の面で2歩も3歩も遅れを取った感がある理研が、何とか「特定国立研究開発法人」としての国からの認可を取り付けるために、場当たり的にSTAP細胞を発表し、結果、小保方さんはその犠牲になったのでは無いか?本当の悪はまだ理研の中でのうのうとしているのではないか・・・とさえ思えてならないのですが。まぁ私は究極の文系人間ですので、研究開発の現場の事などこれっぽちも分かりませんし、最近は相棒の見過ぎで変に裏側まで詮索する癖もついてきたようで、完全に空想の世界で話していますが、それでも私と似たような考えを持っている人は少なくないと思うのですが、いかがでしょう?