容疑者Xの献身

 先週地上波で放送された標題の映画を見ていました。内容に関してはアリバイがあまりに完璧なので、死亡推定時刻を操作するトリックを使ったのかと思っていましたが、もう一つの殺人があったという結末は思いつきませんでした。まだまだ修行が足りないようです。TVシリーズは見ていないのですが、もっと科学的な内容かと思ったのですが、意外と感情に訴えるドラマだったんですね。同じシリーズの「真夏の方程式」はWOWOWで放送された物を録画してあるのでこの後見るつもりですが、映画の内容とは関係なく、そういえば大学の時に同期で数学科と物理学科の友人が居た事を思い出しました。私の大学は一応理学部がありましたが、学部としては非常に少人数で少数精鋭主義でした。入学するのも難しいのですが、卒業も難しく数学科の友人は4年で卒業できず5年目を大学で過ごしたと記憶してます。一方物理学科の友人は途中でクラブをやめたのでその後音信不通でしたが、何かの週刊誌に北方領土に渡った記事が載っていたことを記憶しています。ですので、大学を卒業したのかどうかも不明ですが。物理学科の友人はちょっと浮世離れした感じでしたので、ルックスは湯川准教授には遠く及びませんが、雰囲気は似ていたように思います。ところで、この映画の中の柴崎コウの警察内での扱いはいったいどういう意図でああいう演出になっているのでしょう?まるで小間使い扱いです。実際の警察が未だに女性刑事に対してああいう扱いである事へのアンチテーゼなのか?そうでないなら、単に不快なだけの演出で、先日の自民党都議のヤジと同じレベルのように思えます。映倫はああいうくだらない演出も取り締まるべきだと思うのですけどねぇ。