KATO製C57 4次形

東方神起「Swear/Answer」初回特典

 先月末に発売になったC57 4次形を紹介しておきます。C57は以前にTOMIXの180号機を紹介していますが、あちらは3次形でした。またTOMIXのC57 1号機やまぐち号仕様も所有していますが、そちらは1次形。1次形と3次形は外見ではぱっと見区別はつきませんが、この4次形は結構違っています。まずボイラーが3次形までより太くなっておりキャブ(運転席)が密閉式となり、デフレクターの角が大きく切り落とされています。またテンダー(炭水車)が船底型になっていて全体的にはミニC59という感じです。なお、C57は全体で215両生産されましたが、4次形はそのうちの12両のみでごく少数でした(TOMIXのC57 180号機と並べた写真も掲げておきます)。



 模型はKATO製です。KATOからは以前にもC57が発売されていましたが、それは縮尺が大きかったのですが、今回のC57 4次形は完全に設計しなおされて1/150のファインスケールとなっています。ディテールもかなり細かく天賞堂などの高額な金属製精密模型と比べても遜色ありません。また先輪や従輪のスポークが抜けて向こう側が透けて見え、足回りの軽快さも良く再現されています。動力もフライホィールが良く効いてかなり惰行しますし、スローでも非常に安定して走ります。このあたりキャブの屋根裏までウェイトを入れるなどかなり気を配って設計されている事がうかがえます。なお、ナンバープレートは例によって4種類付いていましたが、調べてみると模型と同じくランボードの縁が白く塗られていたのは、そのうち2機種のみだったようですので、必然的にそのどちらかを使う事になります。この辺りは詰めが甘い感じですが。なお、今回の模型は九州に配属されたものがモデルとなっていて、密封キャブの扉が付いていない状態となっています。きっと北海道タイプでキャブの扉が付いたバリエーションが発売されるのではないかと予想していますが、さてどうなりますか。
 今の所、年内発売が予定されているNゲージ蒸気機関車は、TOMIXからC57 180号機の門鉄デフタイプとトラムウェイのC11です。C11は既に予約済み。TOMIXのC57 180号機は通常デフの物を既に所有しているので、門鉄デフで外観が異なっていたとしても、同じ機種を何台も持っていても仕方ないので、こちらはパスする事にしました。