RAIDの拡張

 私のPCのデータドライブ(D:ドライブ)はRAID5のドライブとなっている事は何度かここで紹介しています。Seagateの3TBドライブ(型番:ST3000DM001)を3台使用し6TBのボリュームとなっていました。当初4TBドライブが安価になったら置き換える予定でいましたが、各社の4TBドライブは回転数が7,200rpmでは無いようなので、バックアップで持っていた同じ型番のドライブを接続して9TBのボリュームにすることにし一昨日作業を実施しました。まぁ作業と言ってもRAIDユーティリティで操作するだけで、後は勝手にPCがRAIDの再構築を行ってくれます。手順は、

  1. AMD RAIDXpertを起動。
  2. 左側ペインの[論理ドライブの表示]配下のRAIDドライブを選択します。
  3. 右側の[論理ドライブの情報]内の[移行]タブを選択します。
  4. 移行パラメータの[RAIDレベルの移行]から[RAID 5]を選択します(私の場合はもともとRAID5ですので変更しません)。
  5. ポート上のドライブからRAIDに参加させるドライブを選択するとドライブの枠が赤くなり選択済みとなりますので、[今すぐ開始]ボタンを押します。
  6. 「警告:選択したドライブ上の全データが永久に失われます。次の手順に進むならOKをクリックしてください。」と警告のポップアップが表示されます。ここで消去されるのはRAIDに新たに参加させるドライブのデータの事で、既に存在しているRAIDドライブのデータは消去されませんし、レスポンスは低下しますがRAIDの再構築中もアクセス可能です。PT2での地デジ放送の録画程度はなんら支障はありません。
  7. しばらく経つとRAIDの再構築が完了しますので、PCを再起動します。
  8. PCを再起動しても再構築が終わったRAIDボリュームの容量は変わりませんので、追加分を使えるようにするために[コンピュータの管理]を起動し[ディスクの管理]を選択します。
  9. RAIDドライブに新たに追加した容量分の未使用領域が存在しますので、ボリュームを拡張してやる事で、追加したドライブ分の領域が使用可能になります。

 上で「しばらく経つと」などと書きましたが、私の環境で再構築が完了したのは26時間30分後。途中PCがスリープに入っていた時間が2時間50分ほどありましたので、実質23時間40分ほどかかった計算です。使用しているドライブの容量や数量、RAIDボリューム内のデータ量などによっても変化するかとは思いますが、一応の目安になるかと思います。なお、最初の4時間は遅々として進みませんでしたが、一度sleepに入って復帰した後は何故か順調に進むようになりました。