サウンドサイエンス社製サイレントイヤフォンピース

 通勤時の音楽鑑賞用のイヤフォンにComplyのフォームチップを使い始めている事は以前から何度か書いていますが、日本のサウンドサイエンス社から類似の製品がリリースされました。それがサイレントイヤフォンピースです。特長はComplyより大きめのサイズで外界の音をよりシャットアウトしてくれる事とCompyより安価な事。そしてそのイヤフォンピースを生かす専用の音楽再生アプリがiPhone用に用意されています。写真を見てもらうと分かりますが、Complyの方はイヤフォンからの音を通す穴が開いていますが、サウンドサイエンスの方は穴がありません。このためプレーヤー側の音量はより大きくする必要があります。また、この手のフォームチップの特性として低音がより強調される(実際は高音が減衰している)のですが、サウンドサイエンスの方はそれが顕著です。それを補正するための専用の再生ソフトがUBiOです。このプレーヤーにはいくつか特長がありますが、それは数々のレポートがあがっていますのでこちらなどでご確認いただくとして、個人的には先日紹介した無料のDENON Audioと比較して劇的に優れているという事は無いとは思います。が、このサイレントイヤフォンピースを使った場合、DENON Audioではパラメトリックイコライザーで音質を調整しなければならないのですが、これが結構面倒で期待した通りにならなかったのに対して、こちらのアプリは赤い点を移動するだけで結構簡単に好みの音質に設定できた事。またヴォーカル曲はそれほどでもありませんでしたが、Instrumentalではこのプレーヤーで再生すると「おいおい、本当かよ!?」と思うほど、時に劇的に良い音がしたりしました。まぁ最近はJYj、東方神起、KARAなどのヴォーカル曲しか聴いてないんですけどね。
 さて、3色あるイヤフォンピースの違いですが、黄色は直径が小さく女性向けという事のようです。赤と青は直径は同じですが、高さが赤の方が少し高いです。この差で赤の方が多少低音が強く出る感じです。消耗品のイヤフォンーピースがComplyより安価なので、こちらを使い続ける事になりそうです。