第6戦モナコGP決勝

 既にテレビ放送もありましたので詳しくは書きませんが、セーフティーカー2回、赤旗中断1回の荒れたレースでしたが、ポールからスタートしたロズベルグが一度もトップを譲らず快走しそのまま優勝しました。父のケケがモナコで勝利してから30年後のレースで親子2代でのモナコ勝者となりました。彼は国籍はドイツ人ですがモナコで育ったのでいわば母国グランプリだったのですが、荒れた展開に惑われされること無くステディで見事な走りでした。一方派手なクラッシュも何度かありましたが、派手ではないですが気になったのはライコネンとペレスの接触です。ヌーベルシケインの飛び込みで一度ペレスに無謀な突っ込みを受けたライコネンは、その後上手くブロックラインを取って左側一台分の幅があるか無いかギリギリで走っていたのですが、そこに無理やり突っ込んでライコネンをピットストップに追い込み、自らもフロントウィングを破損しフロントタイヤに熱が入らなくなって曲がれなくなりリタイヤ(リザルトは6ラップ遅れで完走扱い)となりました。グランプリ終了後の情報は見ていませんが、次のレースでペナルティがあってもおかしくない無謀な走りだったと言えましょう。なお、ピットインを強いられたライコネンは22戦連続入賞中でしたが、何とか挽回して10位でゴールし連続記録を更新しています。その他マッサのクラッシュの不可解さ、アロンソの走りの精彩の無さ(アンダーステアが出ていたように見えましたが)など、フェラーリの走りにも疑問が残りました。

順位 ドライバー チーム
N.ロズベルグ メルセデスGP
S.ベッテル レッドブル
M.ウェバー レッドブル
L.ハミルトン メルセデスGP
A.スーティル フォース・インディア
J.バトン マクラーレン
F.アロンソ フェラーリ
J.ベルヌ トロ ロッソ
P.ディ・レスタ フォース・インディア
10 K.ライコネン ロータス
11 N.ヒュルケンベルグ ザウバー
12 V.ボッタス ウィリアムズ
13 E.グティエレス ザウバー
14 M.チルトン マルシャ
15 G.ヴァン・デル・ガルデ ケータハム
16 S.ペレス マクラーレン