音楽再生環境改善

 docomoのF-09CからiPhoneに音楽プレーヤーを変更したことは以前に記しましたが、その際に新しいBluetoothイヤホンのLBT-AVHP06SEBKを使い始めた事と、この機器が音楽データをAACのままiPhoneから受信する事で発生する不具合に関してレポートしました。本来この不具合はiOS側の問題なのでiOSで改善されるべき物です。それでもiOS6.1.3の時点ではiOS6のリリース直後よりはかなりましな状態になっており、その内修正されるだろうと楽観視していたのですが、その後はiOSのアップデートもなく一向に改善されません。まぁ通勤中の雑踏で聴く音楽なので多少の我慢はしますが、お気に入りの曲、たとえば東方神起の「Forever Love」のように冒頭からボーカルの曲の先頭が切れたりすると、イラっとしてしまうわけです(#`^´) で、少し試行錯誤して、チョットだけ改善しましたので、レポートしたいと思います。
 まずは音楽プレーヤーを変更しました。iPhone標準の「ミュージック」を使うのでなく、Denon Audioをインストールしてこちらを使うようにしました。ご存知AV機器メーカーのDENONが開発した無料のミュージックプレーヤーアプリです。インストールしてほぼデフォルトのまま使っておりますが、唯一設定を変更したのは、イコライザを使わない設定にしただけです。イコライザ機能はこのアプリの特長の一つで、パラメトリックイコライザは結構弄りがいがあるのですが、ボーカル曲の場合はイコライザを使わない方が私好みでした。ところで、このアプリで再生した場合、iPhone標準のミュージックプレーヤーよりも音質が良いように感じられます。私程度の耳でもはっきりと解像感が高く感じられます。それ以外に、このアプリに変更した事で曲の先頭が途切れる頻度だけでなく、Bluetoothの音飛びの頻度も少なくなったように思えます。
 もう一つ行ったのは、音声フォーマットを変更した事です。とは言ってもMP3とかに変更したのでなく、iTunesにインポートする際の設定を変更しました。iTunesのACCでのインポートの際のデフォルト設定は、AACのステレオ音声で「256kbps 44.1KHz VBR(可変ビットレート)」となっていましたが、これをカスタム設定にし「320kbps 44.1KHz ステレオ」とし可変ビットレートのチェックを外しました。すなわち固定ビットレート(CBR)に変更したわけです。本当なら固定ビットレートの場合、もう少し高いビットレートにしたい所ですが、320kbps以上は選択肢にありませんでした。
 上記の二つの設定で、曲の先頭が切れる現象はかなり改善され、日々の通勤での音楽再生は少しましになりました。ところで、iOS6の不出来な地図アプリの時にも思ったのですが、iOSで標準で提供されるアプリをサードパーティー製の物に入れ替える機能が欲しいところです。たとえばミュージックプレーヤーの場合、Bluetoothで接続して再生ボタンを押すと、DENON Audioがバックグラウンドで起動していないと、標準のミュージックプレーヤーが起動してしまいます。バックグラウンドで起動しっぱなしにしておけば良いのですが、私はメモリを開放する意味でも小まめにバックグラウンドタスクを終了させる主義なので、間違って終了させてしまう事があります。同じ事はカレンダーや連絡先、当然マップにも言えます。Appleも業績が下り坂なようですので、ここら辺で何か起死回生の一発が欲しいところですが、iOSに関してもセキュリティを維持しつつ自由度を高めるような方向になってくれないかと思います。
【追記】何と本日ロジテックBluetoothスピーカー側でiOS 6.1.3の不具合に対応したファームウェアをリリースしたという記事が発表されました。LBT-AVHP06SEBKにもそういったサポートをしてくれないかなぁ。というかアップルしっかりしろよな。