東日本実業団女子駅伝

 12月16日の全日本実業団女子駅伝の予選である標題の駅伝が本日行われました。3連覇をかけた第一生命に立ちはだかったのは4年連続3位だったユニバーサルエンターテインメント。移籍してきた新谷仁美が最長の12.2kmの3区で2位を2分以上引き離す快走で、結局2位に3分以上の大差をつけて勝利しましたが、このレース、新谷の走り以外にもいろいろと見どころがありました。まず1区は立命館を卒業して今年第一生命に加入した田中華絵が学生の時の実力そのままに見事にトップで2区につなぎました。また、ホクレンの赤羽、三井住友海上の渋井は順位を大きく押し上げ、格の違いを見せつけました。チームとしては冠スポンサーの「しまむら」が過去最高順位の3位に入り、また昨年、一昨年と最下位で過去シングルの順位のゴールは一度しかなかったという日立製作所が6位に入る健闘をしました。日立は今年監督が代わったという事のようですが、それだけでこの結果となったとのだとすると、よほど凄い監督という事なのでしょう。本業の業績が良くない中、不振のスポーツチームを抱える事はビジネス的にどうかと思う部分もあるわけですが、逆に本業が不振の時にスポーツチームが素晴らしい成績を上げてくれると、励みにもなるわけです。自分も後援会に加入してみようかとちょっと思ってしまいました(まぁ止めときますが)。学生の時から注目してきたヤマダ電機の西原加純は最短の2区に出場し順位を最下位から3つ押し上げましたが、個人タイム的にはそれほどの結果ではなく、昨年度後半から走りがあまり良くないのが気になります。ただ、今年は同じ佛教大学の後輩である吉本ひかりもヤマダ電機に加入しているようで、チーム改革が進行中なのかも知れません。早く本来の力を取り戻してもらいたいと思います。