第18戦アブダビGP他

 すでに2回のフリープラクティスが行われているアブダビヤス・マリーナ・サーキット。路面がクリアになった2回目のプラクティスではマクラーレンが1-2。2台のフェラーリが続き、その後にレッドブルの2台という状況。小林可夢偉は10番手でチームメイトのペレスは11番手。しかし可夢偉のタイムはトップのハミルトンからは2秒遅れ。またザウバーの後にはトロ ロッソ、ルノーが0.5秒以内のタイム差で続いています。
 レースの見どころは、いわゆるトワイライトレースとして、夕方からスタートし徐々に暗くなる中コースが照明で照らし出されてレースは進行します。がその雰囲気だけでなく砂漠特有の陽が落ちると急激に気温が下がり、それに連れて路面温度も下がることによるタイヤへの影響も気になります。今年のピレリタイヤは温度に対してナーバスなのでレース後半番狂わせがあるかも知れません。アブダビGP予選は日本時間の12日(土)22:00〜。決勝は13日(日)22:00〜(地上波放送は23:50〜)です。
 なお、このレースではウィリアムズのマルドナドが1シーズンの使用可能エンジン数の上限の8台を使いきり9台目のエンジンを投入することから、予選結果から10グリッド降格となることが決まっています。
 また、レースとは関係ありませんが、アブダビGP前にドライバーラインナップを発表するとしていたフォースインディアからは、未だドライバーの発表はありません。先日フェラーリ移籍がささやかれたロズベルグメルセデスGPと複数年契約を結んだことにより、2012年シーズンのドライバーが決定していないチームは、フォースインディア以外にはルノーとウィリアムズだけとなっており、このタイミングでシートの獲得に失敗すると来年のシートを得るのはかなり難しい状況と言えるでしょう。