UNFORGETTABLE LIVE感想

UNFORGETTABLE LIVE

 二日間の茨城でのライブの感想など書いてみたいと思います。
 会場は、ひたち海浜公園の大草原エリアで行われました。ライブ会場は地面が平地ではなく、メインステージ方面に向けてすり鉢状に緩やかに傾斜して行っている感じです。メインステージ上には一段高い位置にもステージがあり、階段で上り下りします。オープニングでは上段に仕込まれたポップアップから三人が飛び出してくる演出でした。上段のステージの奥にはスクリーンが用意されていて、このスクリーンには曲の最中はVJで効果映像が流れていました。メインステージの左右にもスクリーンがあり、ここには歌っているメンバーの映像が映されていました。会場内には後方席向けにさらに左右に各1枚とセンターのコントロールブースのテントの後ろに1枚スクリーンが用意され、同じ場所にスピーカーも設置されていました。メインステージからは花道が伸び、その先にはセンターステージがあってセンターステージはリフトで高く上がるようになっていました。その他、花火、スモーク、火炎放射、テープ、紙吹雪代わりのしゃぼん玉などがライブ中には演出として利用されました。
 ライブの構成は昨日もエントリーしたとおり、二日間とも同じでした。ただし、二日目はオープニング映像の前にIn HeavenのフルバージョンのPVが映されました。その関係か、初日は16:15のライブスタートでしたが、二日目は実質16:20からのスタートとなりました。オープニングはメンバーが日本の空港に着いてから車で茨城入りする映像が流れ、その後Emptyの曲が流れだします。そして前奏が終わって曲に入った途端の「Girl I swear」で曲がストップ。そして3人がメインステージ上段のポップアップから飛び出してきます。その後曲が流れだしてEmpty歌いきった後に1回目のMCに。「こんにちは!ジェーワイジェーです!」と三人で声を合わせての挨拶。ただ、二日目ですが自分の耳がおかしいのか「こんにちは!トウホウシンキです!」という声が混じっていたように聴こえ、ジュンスが自己紹介で「トウホウシンキのジュンスです」と言ったように聞こえたのですが・・・。まぁそれはさて置き、ジュンス、ユチョン、ジェジュンの順に一人ずつ挨拶して次の曲となったのですが、ユチョンは初日が弱い雨の中だったため「雨に濡れた皆さんは色っぽいですね」と会場を沸かせ、その後いつもの「みんな楽しむ準備オッゲー!?」を。二日目は晴天だったので「昨日は皆さん雨に濡れて色っぽかったですが、今日は色っぽくないですね。すみません。」と、またも会場を沸かせました。
 その後3曲披露した後に幕間の映像が流れ、その後3人のソロステージに。最初はユチョンのステージだったのですがメインステージ中央に何やら白い大きな物体が出てきました。初日は双眼鏡を使っていなかったので、最初は何かわからなかったのですが、何と斜めに立てかけられたダブルベッドでした。そしてシーツに隠れていたユチョンが曲に合わせてシーツを捲って登場!会場からどよめきが起きました。そして、その斜めのベッド上で女性ダンサー二人と絡みます。いや〜、いやらしい。さらに女性ダンサーが二人増えて最終的に四人のダンサーと絡みながらのステージでしたが、終わった後のユチョンの恥ずかしそうな表情!二日目には「次は普通にやります」と言っていたので、もうあの演出は見られないのでしょうね(^^; ユチョンの後はジェジュンジュンスの順で熱唱!二人とも最高にいい歌でした。ただジュンスのソロステージは、XiahticやIntoxicationのようなダンスパフォーマンスだったらもっと良かったのになぁとも思ってしまいました。
 ジュンスソロの後は、しばし「ジュンスターイム!」。ジュンスの掛け声の後に皆が「ジュンスターム!」叫ぶと大喜びのジュンス。彼の喜ぶ姿に会場からは「カワイイ〜」の声が。でも、今になって思い出してみると「ジュンスターイム」以外に何も話していなかったのですけどね。その後ジェジュン、ユチョンが登場しますが、ユチョンの手にはハンディカムが。ユチョンカメラで会場の様子などが映されますが、ユチョンが「ジュンスは秘密の武器を持っています」ということでジュンス股間がズームアップされました(^^; また、二日目はそのカメラをジュンスが持って、ユチョンがジェジュンに告白する寸劇が行われたり、ジェジュンの秘密の武器として彼の厚い胸板がズームアップされしました。そしてこれは十分予想できましたが、ユチョンの秘密の武器では彼のおでこがアップに! この2回目のMCでは初日は例によって「男性ファンが目立つので声を下さい」というのがありましたが、それ以外に「30歳以上の人、声下さいと」いうのをやったところ、会場からの声があまりに大きかったのかジェジュンが「全員30歳以上かよ!?」と。そこですかさず「10代、20代の人の声も下さい」で返ってきた声を聴いたユチョンが「声のトーンが違いますね」と嬉しそうに発言。その他のメンバーもニヤニヤと嬉しそうでした。またメンバーから「遠方から大勢来てくれてありがとう」という感謝の言葉があり、メンバーが順に各地の地名を上げて、そこから来た人が声を返すという会場とのやり取りがあったのですが、初日はジュンスが「名古屋」の後に「ケニヤ」とジョークを!ちゃんと韻を踏んでいるところがおやじギャグを炸裂させた彼のセンスが衰えていない事を感じさせました。また二日目は一通り各地の地名を言った後にジェジュンが「僕たちが知っているのはここまでです」と発言したころジュンスとユチョンがあわてて「仙台、仙台、牛タン」と発言。美味しいものと地名が結びついてるのね(^-^) ところで二日目にジェジュンが「MCは話す内容を事前に打合せするのが普通ですが、今回は何もしていません」と言っていましたが、その言葉通り初日と二日目は似ていながらかなり異なっていました。特に二日目はセンターステージでのジュンスの親父ギャグタイムがあり、久々に「玉子の黄身も好きだけど、君も好きー」や「おしりぺんぺんボールペン」「食べられないサンドは表参道」などが連続で披露されました。また、二日目はジェジュンが持っていた団扇を会場の人にプレゼントしようという話になったのですが(客席まで遠かったので実際にはプレゼントはされませんでしたが)、それに対してジュンスが「団扇を渡すのはうちあ(団扇)わせしてからにして」ととっさのギャグも飛び出して、初日と比較して二日目はだいぶ慣れて余裕が感じられました。が、その結果ライブ終了時刻が30分押してしまった訳ですが、ファンにとっては嬉しい延長だったことでしょう。MCに続いてはチャジャッタでしたが、ジェジュンが「一緒に歌いましょう」と言うことで会場は大合唱(だったかな?少なくとも自分は大声で歌ってました)!そして幕間の映像へ。
 再びステージに現れI.D.Sを歌ったのですが、初日はスモークが出すぎて会場各所から「見えな〜い」の声が。ただ二日目は風が吹いていたのでスモークは流れてそういう事はありませんでした。NINEのセンターステージでもスモークは使われましたが、やはり初日は多すぎて見えない状態でした(^^; そしてFallen Leavesでは会場一面が黄色い光に包まれました。セットリストが変更され曲順的に遅い時間帯になったため、その時点で会場は十分暗くなっていて黄色い光が映えました。初日の3回目のMCではジェジュンが「今回は油断していたので、感動が大きかったです」と言い、二日目のMCでは「皆で打合せしたのですか?」と会場に質問するほどでしたが、もちろん3万人で打合せできるわけもなく、twitterである事を近くのファンがメンバーに告げたようです。その際のユチョンのリアクションがちょっと変だったのですが、遠くからは何か分かりませんでした。Fallen Leavesの後、JYJ Private ProjectのDVDの宣伝映像が流れその後MISSION、Get Outと続き3回目のMCへ。
 3回目のMCはFallen Leavesのスティックライトの話に加え、メインステージに戻って3人が一人ずつ最後の挨拶となりました。初日はその辺りのタイミングから、まるで別れを惜しむファンの涙のように雨が降り出しました。3人の言葉は細かくは覚えていませんが、ジュンスはいろいろ話しているのですが、日本語としてまとまっていなくてはっきりしたメッセージは分かりませんでしたが、日本でライブを出来て感謝しているという内容だったと思います。ユチョンは初日は「こんなにたくさん人を集めることができて、JYjはまだ死んでないですよね?」「オリコンとかに載らなくても良いから日本で歌を出して活動したい」と。そして二日目は「日本が好きです。こんなに大勢のファンが居てくれるのに、なぜ日本での活動が思い通りにできないのか?」と発言。また「僕たちのこと応援するの大変でしょ?大丈夫ってみんな言うけど本当は大変だよね?」とも。大丈夫だと言いたいけど本当は大変ですよ。でもね、どんなに大変でも応援する価値があると私は思っています。ジェジュンは初日は「日本の人が知らない歌(日本語の歌ではないという意味だと思います)しか歌えないのは申し訳ない。東方神起の時代の歌は思い返してみるととても良い歌がたくさんあった。昨日ちょっと練習したんだけど」という事でStand By Uの一節を三人でアカペラで見事にハモって聞かせてくれました。また二日目は「(ライブが)短いですよね。今は二時間位のライブをするくらいの曲しかありません。もっと頑張って良い歌を創って、次はもっと長いライブをしたい」と発言してくれました。そしてIn Heaven、アンコールパートのEmptyでライブは終了となりました。
 始まる前は会場の場所やザックの手際の悪さなどいろいろ心配でしたが、ライブは楽しくとても良かったと思います。ただ運営側の手際の悪さはライブ当日になっても色々あり、改善の余地はかなり残っていると思いますし、野外会場という事で特にスピーカーの配置の関係で後方座席では音が輪唱状態になってしまっており、音楽イベントとしてはお世辞にも良い状態と言えない環境でした。が、終わってみればそんな事を忘れさせる彼らのパフォーマンスだったと思います。帰りの東京までの車の中で、妻と二人で「観れて良かったね」とライブの余韻に浸っていました。