第6戦モナコGP決勝

昼食で食べた料理

 昨晩はiPhoneアプリで状況確認していましたが、2度のセーフティーカー赤旗中断でレース終了直後からフジテレビの地上波放送が始まるという状況でした。レースはベッテルのポールtoウィン。6戦中5勝と向かうところ敵無しのベッテルですが、ここでも予選ほど楽に勝てたわけではありませんでした。タイヤ交換1回のベッテルは後半にはかなりペースを落とし、2回ピットのアロンソ、3回ピットのバトンに追い回される状態でした。最後のクラッシュが赤旗中断ではなくセーフティーカーだったら、一度冷えた摩耗したタイヤではアロンソベッテルを抑えるのは至難の業だったでしょう。ただ、いずれにしてもレコードラインが1本で追い抜き不可能と言われたモナコが、ピレリタイヤによってここまでエキサイティングになったのは喜ぶべき事なのかもしれません。ヌーベルシケインの立ち上がりからロズベルグにならんだマッサがサイドバイサイドから抜き去るシーンは、はるか昔に、ニキ・ラウダが駆るブラバムBT-48をフェラーリ312T4のジル・ビルニューヴが同じ場所で抜き去ったシーンを思い起こさせました。
 小林可夢偉ですが、ここではなんと5位に入賞。モナコでの日本人の最高位を獲得するとともに、2年目のシーズンにして早くも日本人の歴代獲得ポイント数でもトップに立ちました。ミラボーでの追い抜きは、インが開いたスーティルの懐にスライドしながら飛び込み、接触しながらも右側のタイヤを側溝のへこみにひっかけて最小半径で回ってゆく鮮やかなオーバーテイクでした。ほれぼれします。赤旗中断後にウェバーに抜かれてしまいましたが、ハミルトンは抑えきっての堂々の5位。思わずブラボー!と叫んでしまいました。
 さてF1第7戦はカナダ/モントリオールで6月12日決勝です。モントリオールは好きな街ですし、セントローレンス・シーウェイのほとりのとても美しいコースですが、その日私は韓国・釜山におりますので、次戦のエントリは日本に帰国する13日以降になると思います。

順位 ドライバー チーム
S.ベッテル レッドブル
F.アロンソ フェラーリ
J.バトン マクラーレン
M.ウェバー レッドブル
小林可夢偉 ザウバー
L.ハミルトン マクラーレン
A.スーティル フォースインディア
N.ハイドフェルド ルノー
R.バリチェロ ウィリアムズ
10 S.ブエミ トロ ロッソ
11 N.ロズベルグ メルセデス
12 P.ディ・レスタ フォースインディア
13 J.トゥルーリ ロータス
14 H.コバライネン ロータス
15 J.タンブロジオ ヴァージン
16 V.リウッツィ HRT
17 N.カーティケヤン HRT