アバター観た

 3Dが話題のAVATARを観てきました。3D方式にはいくつかありますが、AVATARIMAXデジタル3D専用の画質のフィルム(?)が用意されていると言うことで、是非IMAXデジタル3Dで観なければ・・・と言うことで川崎の109CINEMASまで足を運んできました。今回は映画の内容云々より3D技術が目当てだったわけです。
 3Dというと、一般的には左右の目用に視差のある映像を用意して、それを交互に投射し液晶シャッターで高速に切り替えて立体っぽく見えるように脳に錯覚させるという方式が昔からあり、それ自体は非常に枯れたテクノロジーです。私がパーソナルで最初に3Dに触れたのは、ファミコンのオプションの3DメガネをSharp X68000というパソコンに接続して、ゼビウスやドラゴンスピリッツを立体でプレイしたのが最初でしたから20年ほど昔の事。ただ、この時は立体というよりも、いくつかの平面が奥行きをもって並んでいる状態でして、視点を左右に振るとそれぞれの平面の移動距離が異なっていて3Dっぽく見えるという感じでした。この方式の3DはPanasonicが古くから展示会などで展示していて、最初はモニタと3Dメガネの間をケーブルで接続してメガネとスクリーンの切り替えの同期を取らないといけなかったのですが、その後無線でこの同期が取れるようになったのを展示会でPanasonicの担当者が自慢げに話していた事を覚えていますが(^^;それすら10年以上昔の話ではないかと思います。
 さて、今回のAVATARIMAX 3Dではないシアターで観ると同じように幾つかの平面が段階的に奥行きをもって並んでいるように観えるらしいです*1。しかしながら、私が今日IMAXシアターで観たものはそれとはだいぶ異なっていて、一見そんなに3Dっぽく無いのですが、かなり違和感のない3Dになっているという感じでした。特にカメラが通路や部屋の中を進んでゆくシーンなどでは、自分があたかもそこを歩いているかのように感じましたし、画面内の物体(AVATARの顔など)も立体のものを見ているように感じられました。
 ところで、このIMAX 3Dはどういう仕組みになっているのか、軽くネットを巡ってみましたが、よく分かりません。渡されたゴーグル*2は液晶シャッターでは無いようです。光にかざしてみると、左右の目の色が異なっていてピンクとグリーンっぽい色でした。しかしながら、投影されている映像をメガネを外して見た場合でも色ずれのようにはなっていませんし、二重に見えているわけでもありません。詳しい仕組みをご存知の方、詳細な資料のありかをご存知の方はご教示くださいm(_"_)m
 さて、これからAVATARを見られるのであれば、是非IMAXシアターでご覧になられることをお勧めします。今のところ日本では109CINEMASだけのようですが。また、3Dに集中するため日本語吹き替え版がお勧めです。観覧ポイントはなるべく劇場の中央で、視野にスクリーン以外の物が入らない前方席がお勧めです。また、もらった3Dゴーグルに指紋がべったり付いていたりする事がありますが、そういう場合は綺麗な物に取り替えてもらいましょう。
 しかしながら、メガネかけてる人間にはその上から3Dゴーグルかけるのはやっぱシンドイですわ。私はが鼻が高くないので、ゴーグルがかろうじて引っかかっている状態でした(T_T)

*1:妻がミント神戸で観たあとにそのような感想を述べていました

*2:メガネというよりはゴーグルと言ったほうが良い大きさでした