THIS IS IT観覧

Lavista2009-11-26

 観てきました。正直観ておいて良かったです。最後のマイケルの歌声が聴けた・・・とかそういう事じゃなくてですが。私自身はコンサートに行った事もあり、CDを何枚か持っていますが、マイケル・ジャクソンに入れ込んだことも無く、いわゆる"通りすがり"みたいな者ですが、この映画は音楽部分よりも、彼がステージを作り上げるのにどのように関わったのかという部分で非常に興味深いものがありました。マイケルの曲ってそれと言われなくても何となく分かると思っていて、それが昔から不思議に思っていました。多分分析すればキーだとか音の運びとか和音やリズムの使い方とかに特徴があるという事になるのでしょうけど、この映画を見て感じたのが、彼が自分の曲をすごく大切にしていて彼の気持ちや思いが曲にこめられていて、それが現れているんじゃないか、なんて感じてしまいました。そういった思いがステージ創りにも表れていて、バンドに曲調の指導をしたり、ダンサーに自らダンスの指導をしたり、さらには自分でキューポイントを指定するなど、彼は単なるプレーヤーではなく、もはやディレクターだったのです。しかしながら、ワンマンさや傲慢さは全く見えず、チーム全体が凄くフレンドリーにまとまっていたのは印象的でした。お国柄とか、最高のスタッフが揃っているということはあるにせよ、こんなビジネスの進め方がある(できる)といのは、ある意味驚きでもありました。
 ところで、皆さん大人しく観覧してるんですね。リズムを取ったり手を叩いたりして観てるのかなぁと思っていたのですが。スクリーンの中のマイケルが"Clap"と言ったのに呼応して手を叩いてしまって、恥ずかしい思いをしました(^^; でも、最後に拍手が沸きあがったのにはちょっと感動でした。