第6戦モナコGP予選

 マクラーレンフェラーリフリー走行で良いタイムを出していたこのモナコブラウンGPはここでも速さを示せるのか興味深々でしたが、結局J.バトン/ブラウンGPが自身のモナコでの初ポールを獲得。同僚のR.バリチェロが3位に入り、ここでもブラウンGPの強さが光ります。そのブラウンGPに割って入ったのはK.ライコネン/フェラーリ。同僚のマッサも5位とフェラーリに光が見えてきたか?4位にS.ベッテル/レッドブル。6位以下はN.ロズベルグ/ウィリアムズ、H.コバライネン/マクラーレン、M.ウェバー/レッドブルと続きます。そして、中嶋一貴/ウィリアムズもQ3に今季初進出で10番グリッドを獲得しました。
 全体的な予選の流れでは、Q1では残り8分でL.ハミルトン/マクラレーンがクラッシュ。赤旗中段となり結局L.ハミルトンはQ1でノックアウト。しかし、このQ1でノックアウトされたのは、なんとトヨタの2台、BMWザウバーの2台と驚きの結果に。Q2ではライコネンがトップタイムで通過。2位はH.コバライネンという結果だった事から、フェラーリマクラーレンはここモナコでは十分戦闘力はありそうです。
 さて、このモナコGP予選とは別の戦いがコースの外で繰り広げられています。来シーズンからバジェットキャップ制を導入しようとするFIAとそれに反対するFOTA。このまま物別れに終わると、FOTA所属のチーム=現行のほぼ全チームが来シーズンのF1に参加しないことになりかねません。まぁ、この手の話は最後には丸く収まる事になるのでしょうけど、注意して見守る必要があるでしょう。