iCombi復活

 こちらの日記でiCombiについて、Loox720と直接Bluetoothでペアリングすると、音が途切れて使い物にならないと書きましたが、Loox720レジストリを弄って、HP BT Stereo Headsetと同程度のクオリティで再生できるようになりました。設定を変更したのは以下です。

HKLM\SOFTWARE\Widcomm\BtConfig\General\EnableAFHの値を1から0に変更

 ちなみにAFHとはアダプティブ・フリークエンシー・ホッピングの略です。BT 1.2から追加された機能で、同じ2.4GHz帯を使う無線との干渉を防ぐ機能なわけですが、値を0にするというのはこの機能を無効化している事になるかと思います。
 この設定で、Loox720WMP9で再生している場合に、HP BT Stereo Headsetと同等の品質で曲が再生されます。同等の品質というのは、再生のひっかかりや接続が切断されるような事態も、HPの製品と同程度の頻度で発生するという事です。なお、BetaPlayer 0.5 BT制御機能付きバージョンで再生した場合は、残念ながら音の途切れが発生してしまいます。また、これら以外のプレーヤーは私は確認していません。
 HP BT Stereo Headsetと使用上の差異は以下の2点です。

  • 接続、切断はLoox720Bluetooth Managerから行わなければならない。
  • 接続時はWMP9で曲を再生している状態でBluetooth Managerで接続しないと、iCombiのボタンでの音量調節が機能しなくなる。

 なお、この設定でmClip Audio2でも同様に使えるようになって良いはずなのですが、mClip Audio2では依然として音の途切れが発生していますし、各曲の最初のコンマ数秒は音が聞こえないという症状が出ています。mClip Audio2の場合は、直接Loox720と接続しようが、mdongle経由で接続しようが、実現される機能は一緒なので、再生品質の点からmdongleを使ったほうが良いでしょう。